3番イチロー
「覚悟はしていた」と語るイチローの表情は淡々としてみえて、それでも厳しい。どう収めて行くのか彼の今年バッタ-ボックスに立つ姿から目がはなせない。男イチローの愈々男の勝負の見せ所。しっかりと見届けたい。帽子を脱ぐと此処1年で白髪が微妙にふえている。願うのは考え過ぎるな!ということだけ・・・
「覚悟はしていた」と語るイチローの表情は淡々としてみえて、それでも厳しい。どう収めて行くのか彼の今年バッタ-ボックスに立つ姿から目がはなせない。男イチローの愈々男の勝負の見せ所。しっかりと見届けたい。帽子を脱ぐと此処1年で白髪が微妙にふえている。願うのは考え過ぎるな!ということだけ・・・
食欲が出て来た!と思ったのは金曜日の浣腸が成功したからですが、マグロの落としをホボ一舟平らげて、そこから勢いがついたのか、腎臓食、繊維食などの餌を柔らかに煮て、匂いの鯖節を細かく粉状にしまぶしたら、良く食べてくれました。
でもトイレはおシッコだけ・・・排泄したいようなのに、いくら力んでも筋肉が衰えてでない。
見てても何だか悲壮な感じです。可哀想にクララも筋肉障害なのか?と最晩年の母と重なる。
月曜、松坂屋でマグロの落としを買ってもらうつもりが未だ無くて、仕方無いバチマグロの冊です。少し食べましたがマグロの落としの鋤身ほど喜ばない。
ペットは飼い主に似ると良く聴くが、もう私に似て気まぐれで本当に困ってしまう・・・痩せて軽い身体を抱きしめる。猫ちゃんの介護だけでけっこうすり減る軟弱な私・・・・
考えこんでしまった。ふつうであれば,先ず心配等しないのだが、パリに居る息子の胸中を思い辛かった。
好きに生きたらいいと常に思っているが,時代を読めない時に、どうも向こうで家を買う気になっているらしい。
自分のお金で賄える物件が在って、いたく気に入ったようなのである。
「どう思う?」と問われて考えこんでしまったのだ。日本でこの先、家を持つのは絶対に薦めない。パリで生涯、食べて暮らせるのなら好きに自由に生きるがいいが,買うという事に賛成できない。
私を心配する必要は全く無い。上手に公共の仕組みを利用して自立して行けるし,万一の手だてもキチンとしてある。
では何が答えに詰まるのか?
日本人は永久に海外で暮らすにはデリケートな人種である。きっと何時かは日本が恋しくなるだろう。
子供の居ない二人が家は買ったがお金は無くなる・・・そんな選択肢が果たして薦められるか答えに窮したのだ。
不自由な身体で今以上に仕事ができる幸運が続くとは考え難い。子でも居れば話は別だが、遺伝性の筋肉の病気を持つ我々家族は血脈を断つ覚悟が必要なのだ。パリの夫婦も十分に話し合って結婚したはずである。
健康に産まなかったという心の汚点がこんな時、胸に重くのしかかる。
「日当りが良くて段差が無い南向きなんだよ、相当に心動かされたけど不相応なので諦めた・・・」
そのメールが来た日は息子の誕生日なので花、クリスマスローズの大きいのを部屋に生けてもらって居たのだが、息子の心中が痛いほど伝わった。
妻を喜ばせたい!という思いが,人並みの男以上に頭をもたげたのであろう。
だが人並みの男達だって家を持つのは並み大抵ではいかないのだから・・・日本の土を二度と踏まない、骨を埋める、親兄弟を思い出さない・・・そんな覚悟があればの話、買うのは容易くても維持する事は難しいし,売る時にはごっそり税金がかかる。売ったら損だ。「投資になる」とは一概に言えない。
便利で明るい部屋を借りれば良い。昔から持ち家よりも借家住まいのほうが多かった日本。何時の頃より一億総持ち家主義になったのだろう。フランスだって借り家のほうが多いはずだが・・・
家の件はじっくり考えるとして日本に戻らない方が良いとは思っています。福島原発4号機や地震、政治のお粗末等、もう末期的現象じゃないかと危惧しているからだ。彼等にこそ幸運を・・・
でも其れを気の毒で言えない。
すると今朝海外の友人からメール。
今HPを拝見しました。
息子さんの家の件、差し出がましいけれど購入を勧めたいと思います。
私見は:
もう十年以上(?)パリで仕事をしてきた事実
これからも続けられる自信と実力が有る
経済の低迷期には 家購入は買い手市場
買えるだけの蓄えがあるか 又はローンを組める(外国人でも出来るはず)
ローンの利息は税金控除になる
家を持つことで、ほぼ永住を決意(もう、すでにそのつもり?)
何よりも、気に入った住処での生活に張りが出る
日本が恋しかったら、たまに帰国すれが良い(その方が良い所のみ楽しめる)
パリの水が自分達に合っていると思うなら永住できる
フランスは日本に好意を持つ国であるし、息子さんご夫婦は友人が多い
以上、プラス面のみ並べてみました。
マイナス点は
ぱとらさんから遠い事くらいしか思いつきません。
ありがたい意見だった。
息子の身体は何処に居ようが治るわけではないのだし・・・彼に転送しました。
昨日はちょいと感動してしまった。
重度の便秘症に悩むクララに看護師さんと協力して薬、浣腸と上手に出来たのは、ケージに入れておいたからですが・・・このケージに入って引っ越ししてきたので自分から側に寄って来ました。
すかさず押し込む。
ところがどうしても大が出ない、液だけが出てしまい、更にお風呂場の少しの隙間から外に走り出てしまった。
看護師さんが追いかけてもベッドの下にもぐってしまう。
もう捕まえられない。そこで紙のオムツを敷いてドアを閉めてしまう。
経験から必ず後で沢山出すからですが,看護師さんと私、がっかりです。マッサージが終って部屋を覗いてもベッドの下でジっとしてます。
「来週こそもっと上手に」と言いながら残念そうに看護師さんは帰っていきました。
丁度お花やさんが来てくれたのでアレンジして頂き、小1時間ほどでお帰りになったので、部屋を汚してないか?恐る恐る開けるとクララが出てきました。
一緒にトイレへ行くと、なんと勢い良くお風呂場に駆け込みます。そして我慢していた大量のウンを出してくれたのです。どこも汚さず、我慢していたのがイジらしかった。
直ぐトイレットペーパーで包んで水洗に流すと、すっきりしたのか洗面所でお水を「え!?」というくらいゴクゴクと飲み、もう嫌がりもせず私に抱かれて窓際のクッションに納まりました。
考えられないお行儀のよさでした。ベッドルームにもスペアのトイレが置いてあるのですが、何か健気さがいじらしく感激してしまった。私に迷惑をかけまいと,2時間以上も堪えて頑張った見事なクララ。ムギュッと抱きしめました。
© 1999 - 2025 Patra Ichida, All Rights Reserved.