美しい藤井風君。
完璧です。
野球を知らない我々がこれほど興奮し、彼の念願であるWBCの優勝を願ったのは何が魅力だったのか?
サムライジャパンの若いチームを指導してくれたダルビッシュの人間性と、勝つと言う意味を明確に示しながらチームを引っ張る大谷の情熱に心を動かされたからに違いない・・・
大声を出し仲間を鼓舞する姿、ヘルメットを投げ捨て全力疾走する姿、仲間を敵を思い遣る人間性に惹かれたことと
何よりゲームが面白かったことが大きい。
決してあきらめない、メジャー選手への憧れは捨て勝つ為に己の全力を出しきる事を教えてくれた。
実に魅力的な新時代の野球のあり方、チームの結束力を示してくれて、それが魅力で有り難かったのだ。
「憧れるのをやめましょう!
憧れてしまったら超えられない。
今日僕たちは超えるために来た。
トップになるために来た。
今日一日だけは、彼らへの憧れを捨てて、
勝つことだけを考えていきましょう!」
〜2023.3.22 大谷翔平選手〜
日本で最後の試合、曲者イタリアとの勝負は本当に面白かった。
野球を知らない我々が見ても実に素晴らしい試合だったが、そのキッカケは偏に大谷選手の活躍だった。
イタリア戦に負ければ終わりの試合に日本中のファンは固唾を飲んで見つめていました。
2回の表裏、両者得点なしでした。
3回の表、1塁に一人、そして打順が回った大谷は凄い勝負に出たのです。
「打ってくれ〜」
全員が見守る中、いきなりセイフティーバントをかまし、日本のチャンスを作ったのです。
大谷の次の打者、岡本がホームラン、続く低迷していた村上がヒット!!奇跡の得点を獲得でした。
どよめく観客と見ていた私・・・
ファンが熱望するホームランこそは出なかったが、勝機を掴むためのなりふり構わぬ姿は圧倒的な大谷でした。
そのチャンスに鼓舞された日本は9対3でイタリアに圧勝しました。
奮い立ったのはチーム全員です。源田、おき、ほか・・・・
イタリアに圧勝し、アメリカに出発する前のインタビューで大谷はこう答えました。
セイフティーバントをプライドは無いのか?揶揄され
「日本が優勝するために(する努力に)勝るプライドなんて ありません」
男、大谷に心から優勝させたいと熱望しています。
補足:
『闘争心を前面に出す一方で、「打者・大谷」は冷静だった。0-0で迎えた3回1死一塁の2打席目。遊撃手を二塁ベースの右に置くイタリアの極端な守備陣形を逆手に取り、がら空きの三塁方向へセーフティーバント。絶妙なアイデアが相手の悪送球を誘い、一塁走者の近藤健介は三塁に到達。大谷の奇襲が球場に漂う重苦しい空気を変えた。続く吉田正尚の遊ゴロの間に近藤が本塁生還すると、岡本和真が左中間に自身今大会1号の3ラン。一挙4点を先制して試合の主導権を握った。』
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