若いうちに読むとお利口に!
エッセイとは人の魅力で選ぶものがほとんどだが、今回手にしたのは遠藤順子さん。名前だけでは全く存じあげないお人。実は作家、遠藤周作さんの奥様である。この本を借りてきたのは吾が母。86歳なんだから何を今さら・・・なのだがタイトルが『70歳からのひとり暮らし』老母の好奇心に笑っちゃう。私は常日頃、あぁ、何時に成ったら御気楽一人暮らしが出来るのかしら?とぼやいていたが、敵も同じ思いであったのか?、とこそばゆい。34歳で両親と同居を再開してから早28年も密着して暮らすのはお互いが結構ストレスになる時もある。どれどれ、と広げて数行読んで、又拾い読み・・・と突然にあるページの見出しに釘づけになった。「家族と同居しているおばあさんの自殺率が多い」とか「お嫁さんにとってお姑は存在するだけでストレス」とか物騒なのだ。
座って落ち着いて読むことにした。
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