31回、輝く義経
まず先週私の書いた大姫の死はもっと早かったのでは?という記述は、曖昧な記憶に依るもので間違いだった事が解りました。なにしろ50年も前に読んだ御伽草子か教科書からのうろ覚え、錯覚でした、大姫はやはり心身の衰弱が元で20才頃に死んだそうです。ここに詳しく載っていました。
歴史をしっかりと下調べして見るべきなのでしょうが、御迷惑をおかけしました、深く反省・・・。
さぁ今回の「飛べ屋島へ」は再び女性の演出でした。安心して見ることが出来るのは、この一木正恵さんの回は何時も非常に義経さんが綺麗で凛々しいのに驚かされます。こうじゃなくてはいけません(笑)表情に変化もある・・・いざ戦いへ!俄然滝沢義経さん精彩を放ちますから嬉しくなります。脳内ド−パミン全開、本性は戦好き?いえいえ義経さんは
純粋に兄、頼朝の役に立ちたいのです。そして誉められたいから、元気な犬の子みたいにリード紐の引き手、軍目付の藤原影時をグイグイと強く引く、猪とは違いますよ影時殿(笑)。
静は非常に鋭い勘を持つあの時代には珍しい自立した女性ですから戦に赴く義経さんの表情から何かしら大きな運命を感じとったのでしょう、不安な眼差し。この辺りは石原静、少し柄が平凡にすぎますので台詞での説明が浮き気味になってしまいますが17才では強かを演じようとすると暗くなる。酷です。が演出の腕の見せ所は如何に静を表現するかに懸かっています。
川越氏の娘、萌は義経の子を産み最期まで義経と行動を共にするのですから、むしろもう少し女らしい人が良かったかな、ただただ素直な女性像としてみると現代的すぎて冷たい印象で損。ライティングを分けてあげて!と書かれた鎌倉恋情さんは優しい。
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