2006/2/25 土曜日

メダリストによるエキシビション

Filed under: 日々雑感,時代 — patra @ 7:17:05

子供の頃からショウ好きだったらしく後楽園にサーカスがかかると何時の間にか私の姿が消えたそうです。昭和27年頃の日本は貧しくサーカスといっても木ノ下サーカスと柴田サーカスしか無い空中ブランコのスター瞳さんも一朗さんもバレエシューズ等持たずに足袋を履いてました。それからどんどん衣装が綺麗になって白いタイツやピンクのチュチュにバレエシューズも履くようになってゆくのを毎年見に独りで出かける私は変な小学生だったのだろう。
中学になった頃、アメリカン大サーカスが日本へやってきてその衣装の綺麗さに腰を抜かしたのがきっかけでハリウッド映画にも夢中になります。日本へ来るサーカスはモスクアもボリショイも全部観にでかけるくらいショウが好きなのは夢のある衣装のせいでしょうか。

オリンピックも昔から大好きでエスターウイリアムズは飛び込みの女王、ソニア・へニーはスケートの女王、と母から情報を仕入れ美しいだけでは無く何か技術が飛び抜けている美女に心から憧れてました。
ダンスの名人シド・チャリシーがフレッドアステアと踊るミュージカル「バンドワゴン」など今だに忘れられない映画の一つです。
後年パリへ行くチャンスがあった時もリドやムーランルージュ、場末のバルタザールといった所までショウの為の店を好んで覗きショウ好きな自分を満足させてきた年季があるのですが何故か宝塚は興味を持ったことがありません。
ラスベガスなんか行きたかった筆頭の場所だったかもしれないのですが歌手には興味が無いのです・・・つまり身体能力に優れた人に憧れていたわけです。

さて深夜からメダリストによるエキシビションをTVでは放送しなかったアイスダンスの優勝者とペア、シングルの勝者によるデモンストレーションを見るために頑張って起きましたが、もうすご過ぎ!大満足でした。

メダリストだけでは無く良い演技だった選手も選ばれていたがイタリアのシルビア・フォンタナ選手、例のべージュの衣装だった人がブリトニーズペアーズの曲でやはりベージュ色のニットのブラジャーにカジュアルなベージュのワークズボンにラインストーンを散りばめただけの衣装が彼女のセンスの良さを感じさせて嬉しくなりました。

王子様のようなジョニ−ウイアーは黒いタキシード風が半分メッシュに銀色の線が半分の黒ずくめで大人っぽい衣装は品が良くしかもショウ的センスに溢れすばらしく男っぽかった。彼はいつも衣装にお金がかかっている。

アイスダンスの銀メダルはウクライナのグルシナ/ゴンチャロフ・・二人とも白い衣装で
黒髪の男性、金髪の女性のペア・・・リフティングが見事でもう唸ります。

ペアとアイスダンスの違いはスピードが違うらしいが、きっとプロがアイスダンスなのでしょう、金メダルのロシアのナフカと○○マロフ選手に至ってはほぼ裸の上半身が野性的な男性と肌色のスムースに豹柄のコスチュームが見事な美女の演技、まさにショウとして完璧で美しい。ペアの金もロシア。
片手で女性を持ち上げる男性の身体能力の高さに目眩さえします。このカップルは4度目の挑戦だそうですが美男美女という完璧さだった。
ジェフリ−バトル君は白い襟と白いカフスを利かせた真っ黒いセ−ターとズボンといった街中でも着られる普通さだが肩から胸、袖口に赤、黄色、青の四角や丸、三角のシールが貼ってあり若々しく効果的。センスが良いとおもう。

われらの荒川さんは見事な姿態を青い海の精のようなセクシーな衣装で気高く優雅、アンコールも素晴らしく何だか涙が出るくらい美しかった。照明が素晴らしくスタ−ライトが眩しい中ホントに堂々として神々しいくらいの艶姿だった。

ダントツのテクニックで金をさらったプルシェンコは黒にメッシュを幾何学的に肩から脇の下に入れた衣装で洗練された美しさ。ハンガリーの天才バイオリニスト、エドゥン・マ−トン氏の演奏する音色にあわせて踊るように滑る演技は贅沢そのもの、ショウ好きを大いに満足させる番組でした。これが観たかったのですが細部まで椅子に寄り掛かって見ることができしあわせでした。


  1. ばとらさん こんばんわ 今アイ−ダ−の曲で始まるエキシビションの再放送を観ています。昨夜も寝ないで朝まで観ておりましたが、

     又夕方から荒川静香さんの映像を何度でも見直して馬鹿みたいに一人で悦にいっています。
     メ−ル(はじめまして)は本名で書きましてメロンとは名乗っていませんので、お分かりにならないかと思います。又書かせていただきます。
     荒川さんの演技が始まりました。一時間しか寝ていないので眩暈がするそうですが、優雅で素晴らしいの一言です。

    「気品」と「荘厳」と外国メディアが称賛してました。

     ハンガリーの天才バイオリニスト、エドゥン・マ−トンの演奏するトスカの曲ににあわせて踊るプルシェンコは自信の満ちた凄い踊りでした。 

     

    コメント by メロン — 2006/2/26 日曜日 @ 2:57:26

  2. >メロンさん
    再放送はつまらなかったですね、ほんの触りだけで・・・
    照明が違ってみえました。
    昨日荒川さんが何故途中でコーチを変えたのかを知り、その決意にこそ勝利があったと想いました。立派です。

    採点方式が変わり、不得意をたった数カ月でマスターしなくては行けない時に自分の身体で表現できないモノを目で確かめたかった!・・・この言葉は素晴らしい意志の力ですね。

    私も凄く考えさせられました。
    プルシェンコ選手の漲る自信の裏にも血の滲むような練習や心の鍛練があるのだろうな〜〜

    エッセイのタイトルとか何か私だけに分かるタイトルがあれば開くのですが、ホントにごめんなさい捨てたようです。とにかく迷惑メールばかりの最近なのでメールフォームからお願いします。必ずお返事いたしますので。

    コメント by patra — 2006/2/26 日曜日 @ 16:53:53

  3. トラックバックしようと思つたのですが、上手く出来ません、是非私の26日の記事をご覧下さい。そして、私がTBした「てっく」さんのページをご覧下さい(私のところにTBのTBをしてくれてゐます)。そこでNHKの映像が観られます。
    荒川静香選手の日の丸ウィニング・ランをNHKが意図的に放映しなかつたことが明瞭です。ウィニング・ランのところは、ライブ放送なのに、完璧にVTRで消してゐるのです。メダル授与後リンクの壁際に近づいた途端にVTRに切り替へ、後はリンクから上がるまで15分ほど全てVTR映像。アナウンサーが今荒川選手がリンクから上がりさうで・・・などと喋つてゐる時もリンクの壁や天井を移して、左隅に天気予報だけがライブで(!?)変化して行きます。実に異様な映像。
    いはば感動の金メダルを、荒川選手と日本の人々は共有できたはずなのに……。
    受信料拒否します。

    コメント by dokudankoji福田 — 2006/2/27 月曜日 @ 4:14:17

  4. 福田先生。
    貴重な情報をありがとうございました。
    荒川選手が日の丸を掲げてウイニングランしている写真を先生のリンクから観させてもらいました。

    笑顔がすごく可愛い。

    しかしライブ中継でつぶさに観ていた私は狐に鼻を摘まれたみたいです。全くあの可愛い笑顔で日の丸を掲げた映像は無かったですよね。
    なぜ日本の国旗を日本人が金メダルと一緒に掲げて祝っては、いけないのでしょう?
    しかも国の代表として金を勝ち取った勝者は国民全員の誉れなのに。

    母は「ほらみなさい、あまりにもやる事がえげつない!!私達は40年以上も払ってきたのにそんな大事な映像をカットするなんて払う必要なし」と後ろでつい先日払った私を咎めています。

    しかし異様ではありますね。

    コメント by patra — 2006/2/27 月曜日 @ 6:17:46

  5. 荒川選手が日の丸を掲げてウイニング・ランをしている映像を
    僕の名前をクリックすると見れます。
    福田先生のところに詳しいので、皆さんも目を通してください。

    しかし中国だってオリンピックの国旗に文句は言うまいよ。
    過剰反応するNHKって救いがたい。

    コメント by jovanni — 2006/2/27 月曜日 @ 7:04:31

  6. 私は「油絵」を描いています、荒川静香選手のあの素晴らしく美しい”イナバウワー”のシーンをどうしても描きたいのです、これを描かなくして油絵を描いてきた意味がありません。できればバックで左前方に進んでくるところの映像が頂ければ有難いのですが、誠に勝手なお願いですがすが、如何か宜しくお願い申し上げます。

    コメント by ハヤシ タケオ — 2006/12/26 火曜日 @ 9:45:50

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