「カンツカの勘治物語」
広告の1線で活躍されながらも岩手に越されて焼き物や釣りを楽しむ理想的な晩年を迎えられているCMディレクター東條忠義氏は友人の御主人で共に、岩手生れの再婚同志です。
去年からお話には伺っていた絵本がやっと私の手許に届きました。
副題が「春江ばっちゃんの新作昔噺・・」
実に立派な横長の絵本は岩手県読書推進協議会主催の第24回手づくり絵本最優秀作品に選ばれたものを記念して出版されたそうです。絵も文章も文字も東條氏の手に拠る方言独特な味わい深いしあがりになっています。
「まんずまんず、そこさ座(ねま)ってけろ」とはじまる
似てます、作者に・・
懐かしや日の丸弁当
カジカのこと和賀川の最上流、西和賀の人たちは愛着を込めて「カンツカ」と呼びます。
あとがきに
子どもたちにお願いします。
川を汚している大人を見かけたら厳重に注意してあげてください。
と書かれているのは故郷の川を大切にするお気持ちからでしょう。
東條氏とカンツカの勘治さんが重なって見えます。
こんな素敵な絵本、東京でも手にとれると良いのに岩手県だけならとても残念です。
ばとら様 コンニチワ 温かいお返事ありがとうございました。
私の祖母が岩手出身地でまんず、まんずとは昔懐かしい言葉です。
岩手は遠野物語に見られるように児童文学の宝庫ですね、おしらすさま、ざしきわらし、河童………..等など
私も半年ばかり疎開して岩手の川の美しさは今でも目に浮かぶのですがそこにお暮らしになられて焼き物や釣りをお楽しみになられて、充実した人生ですね。
こちらの絵を拝見しますと、大人も見たくなるよう昔懐かしい故郷が描かれていて、大人も見たくなる様な絵本ですね。
コメント by メロン — 2006/3/15 水曜日 @ 15:10:21
すっごく達者な線が気持ちいいです。
いっぱいのお魚、てんてんの雪。好きです〜。
作り手の喜びがあふれる絵本ってすごく嬉しい。
やさしい絵本ですね!
今、仕事でよぼよぼなのに、描くのは嬉しい。作り出す喜び〜。
昨日はケイ(長女10歳)がご飯作ってくれました。更にうれしい。
よぼうれしいみさちんでした。
コメント by みさちん — 2006/3/15 水曜日 @ 16:49:03
>メロンさん
メールを頂いた直後なので不思議な偶然をかんじました、多分同じ年齢ですよ、作者とメロンさんは・・・
疎開なさっていた時に川で遊んでいるかも知れませんね(笑)
これは見事な大人の童話に仕上がっていて、トラック運転手のお弁当を羨ましく川の底から眺めていたカンツカ(かじか)の勘治は一大決心「よし、おらもダンプの運ちゃんになってあんな弁当を食うぞ!」
カンツカはどう頑張ったって免許はとれないよ、という母ちゃんの言葉も無視して旅にでるのでした・・・。
御本人の旅も岩手から生れ青年時代は北海道に渡り、そこから東京、ついに世界中を飛び回る軽飛行機まで運転することのできる広告マンになるのですからカジカに託した少年の冒険物語となっています。大傑作となることでしょう。続編が楽しみです。
カンツカ、川に帰る・・・奥様とも仕事では無く岩手で偶然再会したのだそうですよ。ロマンチックですよね。
コメント by patra — 2006/3/15 水曜日 @ 21:35:00
みさちん、あなたの洒脱な線も凄い事になるでしょうね、東條氏くらいの年齢になったら、もう楽しみでたまりませぬ。
私くらいの年齢になったら童話もぜひ書いてください。主人公は二人の兄妹ね♪
みさちんも書き文字が上手ですが
読みやすい極意までお励みください。
それにしても良い子慶ちゃん、えらいぞ女子!!
ほんと女の子は母の友です。私もお手伝いを始めたのはマン10才だった。よぼうれしい・・この言葉頂きで〜〜〜す。
ノルウェーの鮭が美味しくてコロッケも美味しくて食べ過ぎたよぼ食いしんぼうな隠居です、たはっ。
コメント by patra — 2006/3/15 水曜日 @ 21:44:06
>私くらいの年齢になったら童話もぜひ書いてください。主人公は二人の兄妹ね♪
きっと描くとおもいます。
描いたら見てくださいね!
はい、精進してまいります〜。
よぼがんばるみさちん
コメント by みさちん — 2006/3/16 木曜日 @ 13:25:26
>みさちん
うっかりここを見落としてた、しつれい。
ピーナッツショウの絵本もたのしかったけど
時間が過ぎて何がいちばん心にのこるか?とても興味深いです。
長生きしなくちゃ・・自信はないけどよぼ頑張ろうかしらん(笑)
コメント by patra — 2006/3/18 土曜日 @ 8:24:35