頭脳競技に挑む子供たち
監督・製作・撮影:ジェフリー・ブリッツ
出演:ハリー・アルトマン
アンジェラ・アルニバル
頭脳オリンピックとも言われる“全米スペル暗記大会”に挑戦する子供たちの姿を、8つの家族に焦点を当てて撮影した感動のドキュメンタリー。
母と一緒にムーヴィプラスでアメリカの子供達が難しいスペリングの問題に挑むドキュメンタリー映画を観ました。
巻頭がメキシコからの移民の娘が「20年もアメリカに住んでいて、なぜお父さんは英語を話せないの?」という疑問に兄が「それは牧場で牛とばかり会話してたからさ・・」そんな始まりでした。
牧場主のご夫婦も何故英語を話せない使用人からテキサス1のスペリング競技勝者の少女が出たのか不思議そうでしたが、明らかに名誉と思っているようでした。
この少女やインドの少年、中国の少女といった言語が母国では無い少年少女が州ごとの競争に勝ち残り最終審査に挑むまでの家族と先生達の表情を追ってゆく面白い番組です。
普通に暮らしていては決して使わないような専門用語を出題者の発音だけでスペルにしてゆくスリル・・・
間違えるとブザーが鳴って脱落です。
勝ち残った少女もインド系でした。両親の誇らしげな表情が印象的・・どちらかというと親達の方が必死な思いをこの競技に懸けているようでした。たいへんなのは子供達なのにね(笑)
負けた少女もお母さんの重圧が大きかったけど、終って全然めげていないのが救いでした。
初めの方である母親が「これはある種の虐待かしら?」と言っていたが見終わった印象としては幼児のある時期、こうした特殊能力があると解った段階で当人が嫌がらないなら!!の前提だが、これは素晴らしいチャレンジだと思った。
何に於いても言えるけれど挑戦するって本人を囲む環境も非常に大事だから、そのチャレンジを全員で応援する空気を持てる家族は全員が勇気があるって事!たとえ惜しくも負けても絆は深まるとおもう。
才能をプッシュする親・・教育ママでも好い、無関心より将来、きっとお尻を叩いてくれた母さんに感謝する日が来るにちがいない。
どうせ自分の子だから禄でもないに決まってる!ってのが一番子供に対し失礼だ!だって貴方はそうでも遺伝子の中の遥か遠いご先祖の優秀だって混じっているかも知れないから(笑)子をおろそかにしてはいけません。と自戒と反省を込めて観ました。
2/28日再放送があります。