お雛さまの日のしあわせ
この素晴らしく豪華なアレンジメントは先月FBで共通の友達、猪子さんをキーワードに交流し始めた、フラワーアーテイストでシンガポール在住のダン・タケダさんに依るプレゼントなのです。
メールでお話している時「パトラさんのようにお花を愛している人は稀です、ぜひ僕にアレンジさせてください」とのお申し出があって、それは嬉しいと速攻でお願いしました。
丁度日本でお仕事をなさって愈々帰る日にワザワザ大田市場に出向き私用にセレクトしてくださったお花9種類と葉もの2つを大きなトランクに入れて運んでくださった。目の前で丁寧にアレンジしてくださったのです。
この日はお雛様です。こんな贅沢な事は人生初めてです。
今までで一番嬉しい雛祭りになりました。
同業で又違う感性を持つ西別府君も招いてジックリとダンさんの華麗なお花アレンジ観させていただきました。お花の数といったら勿体無いくらいの多さ・・・全部私の為に使って下さるとの事でした。
薔薇に
スプレ−バラ、トルコ桔梗、カーネーション、クリスマスローズ、スカビオサ、
パンジーにラナンキュラスと宿根ピ−、ドラセナにハランです。丁寧に花の名前を書いてくださった。
完成したお花をダンさんと西別府君が眺めています。見事だな〜〜と。
ダンさんはお花に布で出来た名前入りのタグをピンで止めています。仕上げたお花が作品になる瞬間です。
こうしたアイデアもご自分の仕事を大切に思っている証拠です。
優しさに加え人格的にも素晴らしい方とお花を通じて出逢うことが出来、夢のような1日でした。西別府君、後から参加した佐藤君共々非常に良い刺激と影響を受けたようです。
心からダンさんに感謝しました。
彼の夢の究極はその人の為に花を選び生けることなのだそうです。
そのもたらす所の至福をいち早く味あわせて下さった。何と幸運だったことか・・・
何度もお花に目をやり、時間を忘れました。
花が無い暮らしは女性にとって寂し過ぎます。
世紀の美女、マレーネ・デートリッヒがパリで亡くなった時部屋に1本の花も無かった・・・と聞き胸が痛んだのです。
たとえ1本でも花を愛でる暮らしをしたい・・・そんな日頃の思いが通じたのでしょうか?
お花達がダンさんを通して集まって来てくれたのです。