ご来迎図
今,この一瞬を気持ち良く生きる・・・がテーマの私が大事にしているご来迎図です。
哲学的なお話に造詣の深いドイツのMichiyoさんに見せてあげます、とお約束してたのですが、どうしても写り込みしたり上手に写せません。ボケ過ぎですし
良くみるとカメラを構えた私が・・・しつれいしてます。
阿弥陀如来さまが、観音菩薩さま(右)、勢至菩薩さま(左)をわき侍として、天上から、今際のお導きに降りてくるお姿です。
この勢至菩薩さまが私の守り本尊なのもご縁でしょうか、事務所から今は食堂の壁にお出でいただいています。
凡庸なる我が身をハッ!と反省するために、時々仰ぎみているんです。
本来は臨終の間際に枕元に飾るものです・・・
覚悟はあるよ・・と常に戒めながら。
わ〜、1年間待っていた甲斐がありました!凛とした中にも温かい色彩が冴えています。運慶・快慶の流れをくむ安田明玄仏師の手によって描かれた作品だけあって力強く気品ある端麗さですね。
色々工夫して写されたそうで、見せていただいて、どうもありがとうございます。カメラを構えたPatraさん、残念ながら見えませんけど...
今,この一瞬を気持ち良く生きる...私のテーマでもあります。天上から、今際のお導きに降りてくるお姿を表したご来迎図、誰にでもいつかやってくるこの世からの別れを意識してからこそ、一瞬一瞬が尊く思え、目覚めて生きていけますね。
コメント by Michiyo — 2007/10/22 月曜日 @ 17:59:08
Michiyoさん
間違いです、この作者は京都の友禅絵師から仏画絵師になった方の作品で手元に届いたのが確か2001年です。
絹布に丁寧に描かれていて気品がすばらしいです。お名前は・・・
運慶、快慶のながれは仏師松本明慶師・・弟子、安田明玄師もそうですがお二人は彫刻ですから。
安田仏師の奥様はお描きになるかもしれませんが、まだ昨年、香合仏を作っていただくまで存じ上げなかったのです。
強く生きる・・とはどう生きるのか?そんな答えがこの絵を拝んでいると自然に会得出来るような気がします。
「ありのままに・・」
でしょうか?
コメント by patra — 2007/10/22 月曜日 @ 18:26:01
あらら、勘違いしてました?これは失礼。
なぜか来迎図についてお話してくださった時からずっと安田仏師のお作かなと思っていました。安田仏師や彼の師匠の松本明慶師についてBlogで紹介されている頃だったからでしょうか...とほほ。
それにしても香合仏といい来迎図といい優れた作品とご縁があってお幸せですね。
ありのままだとぐらつかない...確かに強く生きていけますね。
コメント by Michiyo — 2007/10/22 月曜日 @ 21:20:03
いえいえ、私と丁度香合仏が届いた頃にお話してたので混同されたのでしょう。こちらこそ説明不足・・
「ご来迎図」は昔のメル友が運営していた「和話」で知りました仏画師藤野正観師に描いていただきました。
導きの光線が無いが?と質問したり全く素人の私、あの21世紀を迎えるにあたり未知の世紀の何かに問いかけたかったのでしょうか?
届いた日が2001年9月11日・・・あのNYのテロのあった午後でした。不思議でしょう?
香合仏は去年の9月・・・に届きました。
阿闍梨さまやヨギさまについてメールでやりとりしてる途中でしたねぇ
私の骨折で失礼したまま・・
今年の9月は母を家で看取ろうと決心した月、結ばれるべき縁の9月です。
コメント by patra — 2007/10/23 火曜日 @ 0:52:11
「覚悟はあるよ・・と常に戒めながら。」
非常に重みのある言葉です。
私も、似たような心境で日々過ごしております。
そういう「覚悟」、日本人からずいぶんと失われてしまいましたね。
朝晩だけでなく、日中もずいぶんと秋めいてきました。
お母様共々、くれぐれもご自愛下さい。
コメント by 酔仙亭 — 2007/10/23 火曜日 @ 10:44:03
酔仙亭さま、おはようございます。
似たような心境・・おぉやはりそうですか?私は水星人なので思考が男っぽい
常に覚悟をもちながら暮らす気分、よい意味の緊張感が好きです。
もうすっかり秋ですね、暑い夏より好きな季節です。寒い冬は重ね着もたのしいし、
母も元気にしています。いつもありがとうございます。
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のコメント
重畳とはまた殿方らしい語彙ですね、
意味を、正しく調べていたら面白いサイトに出会いました。
コメント by patra — 2007/10/24 水曜日 @ 6:45:04