老母の好むもの・・
母と息子たちと夕食の時間が合うのは滅多にないのですが、今日は一緒・・豚汁にお肉を一杯入れて!と所望する母に息子が「しかしお婆ちゃんは元気だね、この年令の人でお肉が好き・・って,相当珍しくない?」そう尋ねると
「私、こどもの時から洋食が好きだったもの・・オムライスとかピラフとか,お小ずかい貯めて洋食取ってもらうのがたのしみだったのよ〜」
そう答えながら「お粥にはパトラの作った鶏の肉味噌のほうが合うわね〜、梅チリメンより」とご機嫌な母、ひとしきり幼小時代を孫に語ってきかせます。
息子たちは90の老人が暮らしていた大正時代の庶民の食卓がどういうものか?ちょっと想像がつかない様子です。
「もう牛肉なんて普通に食べてたんだ?」びっくりしながらふ〜ん!とかへ〜?とか聞いてくれています。
そしてついでに私のヨタ話も・・母の健啖ぶりに合わせていると太る!と言ったらおつかれさまだね、と労られたりしながらカロリー控えめに。
母曰く病院でも差し入れのクリームチーズをパンに塗っていたら先生が「ア、チーズなんか食べるんですか?だって、しつれいしちゃう」
洋画ばかり見ていた大正モダンガールだものクリームチーズどころかヤギのチーズだっていけますって・・・。