頼もしいかぎり
喉が痛く風邪かな?と思ったが午前中にお風呂に入ってまったりしてると電話があった。
昨日の夜メールが来てた多田ちゃんから母にお線香をあげたいから3時過ぎに寄ります!と言う。コンコンしてるのでお互い風邪だから好いかな?と嬉しいので変な理由をつけて逢うことに。大きいマスクをしてモニターに写る彼女は昔のアシスタント。今回の引っ越しでの活躍は本当に頼もしかった。
大昔、たった18才だった彼女がヤッコさんの紹介で青山の事務所に来たときの可愛さが未だに残っている。素敵な、あちこち飛び跳ねたヘアをしていて若々しいので誉めると「くせ毛の寝癖のままです」とケロっと言うので大笑いしてしまう。大好き。
母の葬儀は献花だったというと大きい薔薇とアカシアの葉、キャベツの花とか実生の素敵な花束と花の匂いのお線香を私のリクエストに答え、探してきてくれました。
中津川の栗キントンをお供えしお線香をつけて二人で拝む。「良いお顔なんでびっくりした」とやっぱり母の最期の死に顔を誉めてから,彼女のお母さんの時も痛みを取るのが優先だったのよ、と私がデュロテップMTパッチを貼ったことで死期を早めたかもしれない・・・という悩みを即座に回答してくれます。
部屋の花のお水を全部かえてくれたり・・・なんかうっとりと懐いていてもテキパキゴミまで纏めてくれる。大好き。
母の遺影にお供えして、残を二人で半分の茶巾寿司をお持たせで頂く。
ホウレン草を茹でるとき、「パトラさん、レモン入れて茹でるとシャキシャキするの知ってます?」知ってるけど老人がいると滅多にしない・・・そこで実験、しぼったレモン汁を熱湯に入れて本当はもっと短い時間茹でるのだけど老人と暮らすと何でも柔らかくなる癖が此処でも(笑)
でも本当にシャキシャキとして歯触りが良いホウレン草に
「何でなんだろうね〜不思議」
普段は飲まないという日本酒を小さいグラスで付き合ってもらうと「うあ、おいしい」そう風邪のくすりの つもり。ポカポカになったのは日本酒だけじゃない、このすっかり逆転した関係が嬉しくてです。
次はご主人と来てくれるそうで愉しみです。何と言うか、保護されているようなひな鳥になったような感じ・・・
なんか心地良過ぎです。いかんいかん,癖になりそう。
そうそう、通販でしか買えない”ちよだのダシ”も持って来てくれました。
娘が戻ったような気分です。大好き。