友情はすぐ側に
連日、朝6時に起きるので夕方には瞼が落ちそうで困った。あの夜更かしの私が・・・TVもネットも殆ど見ない出来ない。
母は多分、相当に辛いのだろう。え?と驚くような声で呼ぶのです。おーいってw呼ばれる度にドキっとする。
でも殆ど何も手助けしてはあげられないのが悩み。車椅子では、母の身体の向きをかえることさえ出来ないから。看護師さんと身体で入っているヘルパーさんにお任せです。
マッサージの看護師さんが私の所に来たので母の部屋を覗いてくれる。
「はじめてお目にかかります」と何度もお会いしているのに言うし、私担当なのに一切おかまい無しで足の踵を押して!などと頼むので私が母の踵をマッサージし看護師さんが私の背中をマッサージ!という漫画みたいなスタイルでした。
ソングオブジャマイカと言う素敵な大きい植物が届いて、玄関に置いたままだったのを手際良く段ボールから出して窓辺に設置してくれたのも看護師さんです。
介護の世界は便利そうで不具合も一杯あって何もかも満足、とは簡単にはいかない事が多い。其の都度ケアマネジャーさんを患わせるので申し訳ないのでダイレクトにヘルパーさんにお話すると,必ずケアマネジャーさんの指示があれば、と答える。
だからどんどんケアマネさんの仕事が増えてしまうのだ。母にエアマットレスを使うことになって、どう母を移動させようか?
又民間救急隊を頼むかな?と悩む私にケアマネさんは「誰でも動け無い人がエアマットレスを使うのですから。業者対応でやれます。頼んでみます。」とキッパリと言ってくれます。
この3年間,出会えた二人のケアマネジャーさんの気くばりに甘えっぱなしだった私。彼女達の優しさに慣れてしまっていたので、ビジネスライクな対応が当たり前な大手に戸惑うが、考えてみれば本当に沢山の優しさに囲まれているのは今も変わらない。
役所の縛りの中から人として、見過ごせない部分を、そうした善意のオーバ−ワークで我々は支えられていたのだ。
メールでもロホクッションをレンタルで使ったら!?500円ですよ!と優しいアドバイスを頂い
た。全く見知らぬ人だが親切この上ない。もちろん使っている。あらゆる介護サービスの恩恵を受けている我が家だから、その辺は抜かりは無い(笑)
介護サーヴィスで出来ない事の理由を訊ねると,大概が我々利用者側からのクレームから取り止めになっているようだ。利用者側も本当に出来ない事をもっと積極的に役所に談判し改善してもらう努力をしないといけない・・・出来ないから頼んでいるのに振込がある。これはヘルパーがしてはいけないのだそうだ。
結局、何が困難かは健常者には分らない、その健常者が介護計画を立てているので時として、利用者側とその感覚がズレルことが万々ある。
でもそれ以上の善意に支えられている我々だが、その善意分,彼等のオーバ−ワークに成っている事がせつなく、忝い。