2005/1/12 水曜日

やってみたかった手抜き。

Filed under: 日々雑感 — patra @ 0:20:32

朝、整形外科へ行っていたお婆ちゃんが帰ってきたのでヘルパーさんが買って用意しておいたお弁当を出すと
物凄い食欲で全部平らげ、その上バナナも食べながら「よ〜し、これからはもりもり食べるぞ!」と自分に気合いを入れていた。なんだかやる気がでてきたみたい。

やる事が沢山あってほんとうに忙しい日々なので、ここのところご飯ソムリエになった近所のお米やさんの作るお弁当にお世話になる事が有るのだけど、今日の和食弁当にタマネギのかき揚げが入ってて懐かしい味で驚いた。小学生以来の祖母の味で〜す。ご飯は小柱と茸の炊き込みにお魚は銀ダラだった。「二人きりで面倒な時でもこれくらい美味しいお弁当なら安心ね!」
さっそく悪巧みで意見が一致。店や物を許さなかった父、なが〜〜い家事労働にちょいとだけ手抜きできますね、もちろん、ちょいとだけ!うふふ。

午後には主治医だった先生が不意に立ち寄って下さり、お線香をあげてくれたそうです。
夢で父が婦長さんに薬をお願いする電話をかけた件のお医者様なので、なんだかその偶然性が可笑しかった。
私は仕事で事務所に居たので詳しい話は聞けなかったが眠ったままの大往生だから、とても良い亡くなり方ですよ!と言われたのも、きっと功を奏したのだろう、母は途端に元気になって私に憎まれ口も出始めました。悪態の言い合いっこは元気な証拠で一安心です。

この先生は武見太郎先生を師と仰いでいらしたが、今日其の出合いを語ってくれたそうです。柏にお二人共住んでいらして電車通勤、通学の中で医学書を熱心に読んでいる学生の若き先生へ医学界の重鎮であられた、武見先生がお声をかけ話す事度々・・・「家に遊びにきなさい」との言葉に勇んでお伺いしたのが、そもそも師弟の始りだそうだ。

大学が違うのに?と不思議だった謎が解けました。最早、誰も武見先生を知らないのが寂しいと仰ったそうですが医師会のドン、息子の命の恩人でも有った武見先生です。若き学生だった弟子先生も既に80になられたわけだ。我が家との御縁も長い歳月でした。町医者様なので手にあまる患者は出身大学へ紹介くださるのだが、きちんとご自分で事後報告くださる態度にあらためて頭がさがりました。


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