母の最期
6年前の今日、25日、亡くなりました。
母は池之端に越した日に「まるで雲の上で寝ているみたい」
と大層喜んでいました。
父の家を相続した私は父の遺言どうり母を護って暮らしていましたが、元々足が悪いのに3階建てという家を独りで掃除して頑張っていましたが、2007年2009年と立て続けに骨折、ついに車椅子生活。父の生前の言葉を護り、順天堂じゃ無く、裏のGCに売る交渉が成功し移ってきた池之端なのでした。
車椅子で胃がんの母を介護するにはバリア−フリーのマンションへ移るしか方法は無かったのです。高層というのはとても心配でしたが母の口から私への感謝の言葉ばかり並びました。
大喜びでハシャイで、あっけなく3週目で眠るように亡くなりました。
死に顔はとても穏やか、まるでマリア様みたい!とは身びいきに過ぎますが、ア、美代ちゃんは幸せに逝ったのだな、と誰もが思う大往生でした。
長い看病の親娘間の葛藤さえ影も無い穏やかさが私への最期の贈り物のように思えたくらいです.92歳、後1ヶ月半で93歳になる所でした。
生きていたら99歳。
桜を見せて上げられなかったのが唯一の心残でした。
私も母に肖って穏やかに微笑むように逝きたいものです。