2011/11/9 水曜日

山沢損な人。

Filed under: 人物,猪子寿之さん — patra @ 0:21:48

DSCN2371現代に於ける理想の指導力とは何だろう?と考えていたら猪子寿之さんの在り方に行き着いた。日経ビジネスの次代をつくる百人の一人にも選ばれているのであるからその能力は他の認めるところであるのは言うに及ばないが、個々のクリエーター集団を率い纏め上げる猪子さんのリーダーシップは「奉仕」にちかい概念だと思う。
誰もやろうとしなかった方法論で個々を集団化することで強力な個性に仕立て上げるという、チーム化への努力は簡単では無いはずだ。其れを粘り強く継続して行くとしたら,どんな大きな効果が出るか?計り知れない。
猪子さんの努力はまるで我が身を減らしつつ進む「山沢損」のように見えるが、実は誰もやらない尊い理念だと思う。

「損」とは、減損、損失のことであるが、単なる損害ではなく、 むしろ奉仕という言葉に近い。卦の形は、山(上卦)のふもとの沢(下卦)で、 沢が己を低くしてこそ、山はより高くそびえることを示している。 自分の力をさいて、相手に与え、社会に奉仕する。 一文の得にもならないと、周囲から嘲笑されてもなお、その一念を貫き通す。 これが「損」の道である。高い理想のために、小欲を捨て去る。 目先の利益を捨てて、遠い未来を勝ち取るのである。( 易経より)

応援したくもなるではないか。

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