なめた鰈
きっと16日は風邪気味だったのだろう、用意しておいた食材の半分も調理できないままお客様が来てしまい、「鰈も有るのよ、調理してないけど」と私が言うと。お!っと食べたそうなアクションを一瞬見せたご主人だったが,私の身体がいつものようには動かない。察した青目がもう充分よ、と言ってくれたのだが、帰られた後、鶏牛蒡も出しわすれている。これは変だ、と思っているうちに喉が痛くなり水も飲み込めない。やっぱり風邪だったのだな。夕方まで寝て、母の為に鰈を煮付けたらメチャクチャ美味しかった。ごめんよーケバちゃん、と心の中で詫びる。でも今度は息子達と2月まで日本だし、何と偶然にも帰りの飛行機が同じと判明!その偶然にも喜ぶ我々。ロンドンの友人も年内に来たいとメールがあったが、実のところ、私の頭は目下重大な問題で一杯で料理に集中できないのですよ。「まずい」と母にけなされた大根を私には美味しいけれど。味覚までもしや疲れているのかもしれない。