アップルソースとポークソテー
紅玉リンゴが美味しくなると真っ先に作るアップルソース。裏ごしはせず銀杏切りしたリンゴを蜂蜜とバターで煮る。ポークソテー用の切り身を叩いて薄くし、塩,胡椒に少しシナモン。付け合わせはジャガ芋、人参のグラッセ。ニンニク芽のソテーに椎茸とシメジのソテー。お皿に付け合わせを奇麗に盛ってから・・・熱したフライパンで豚を焼く。良い匂い。このカロリーの高い一皿のために紅玉の熟すのを待つようなものだが、林檎のクエン酸は脂を消化してくれる大事な組み合わせ。見事に完食の母。白血球の数値は高い母だが、今日見えたケアマネジャーさんも表を見ながら「手術してたら食べられないし、こんなに元気ではいられませんね。良い選択だったと思う」とにっこり。人の生き方もこれだけ様々な選択枝が許される時代だ。病を得ても学ぶ事は沢山ある。少なくとも今食べられる幸せを思う事にも意味がある。
【患難に素しては】
「患難(かんなん)に素(そ)しては患難に行なう」
──病気をすると、辛いことは辛い。
しかし、またその病気の中に無限の意味もあり、
効用もある。快楽もある。
『安岡正篤 一日一言』より
「あぁ、美味しかった」を聞くことが今は一番の幸せ・・・