3日で着いたとは・・・
息子達に送った荷物、EMS 郵便が2日の午後2時に出したら5日の11時にはパリへ着いたらしい。早い。連休中でも休まず飛ぶ飛行機や郵便局の人に感謝しないと。実はこっそり素麺の薬味、茗荷を入れたので検疫が心配でした。風邪のウイルスで騒いでいる空港のニュースを見て秘かに後悔しました。もうしません。
お礼メールに「みりんを買いにいかなきゃ」と在ったので何だろう?と考えて、あれ!?卵焼きを作るのかな〜。ちらし寿司の素も送ったのでした。ごめんよ、面倒なことになっちゃって・・・女親のすることはこうして何か余計なことばかりのようですね。
子供の日の父の記憶で彼の私へした教育は凄いものがありました。いわゆる病弱で入院生活を送っていた私が無事に6年生を迎えると、本を読んでいる側に座りこう口を開いたのでした。「私は能力が無いからお前を一生面倒は見られない。自分の事は自分で切り開いて生きていって欲しい」そう言うとスっと側を離れていきました。父が私に話しかけたのさえ初めて・・・。
何をこの人は言いたいのだろう?と 何度も反芻しぼんやりと考えたものでした。愛されていない、そうも考えたものですが今になって良く良く考えると大人だって弱い人間である、約束は出来ないこともあるという究極の真実を凡そ文学的ではない父が、その時、下手な表現で強く私に教えてくれたのでした。
人頼みにする人生はダメ、弱い心が芽生える前に親も弱い 人間であるという事。正直といえば正直な大人です。
未だに御節介な「親心」をしてしまう自分にはそのトラウマが今でも尾を引いているのでしょう。バカ言えっ親には親の義務があるんじゃ〜と星一徹子な私はぐふふと父の下心ありの弱さを懐かしむのでした。