認定の更新調査
ちょっと驚いたのは私の自宅での介護度が４だったのです。これにはケアマネジャーさんも驚いていました。介護保険で４は相当に重い介護度だそうですから・・・。先生方の、ぜったいに歩いてはダメという骨への判断が重視された結果です。
退院から３ヶ月過ぎ、大分落ち着いてきた私の再査定に調査員の方が見えました。足を触ってみたり質問したり。ちょうど訪問看護師さんがマッサージに見えていたので一緒にお話を伺う。お風呂や電動トイレまで見てまわり住宅改修（補助金）を使われましたか？と訊ねられました。もちろん使わせていただきましたがとても足りません。障害者が楽に暮らせる住居スペースの改装は私の障害でも６百万くらいかかりましたが完全ではありません。国の補助金２０万では手摺と風呂椅子で終わってしまう金額です。
病院では不自由だった便座の立ち上がりも我が家では電動で出来るので最低限の日常生活は自力でできます。設備さえ整っていれば障害も畏れることでは無いのですがその設備が完璧な住居環境にいる障害者なんて数えるほどでしょう。努力と工夫と我慢の日々の私に調査員は済まなさそうに「すごく努力してらっしゃるが自力で出来る人、となります」と帰られた。出来る出来ないの選択肢だけなら、もちろん自力でやっています。出来ない部分は国にお願いするしかありませんが電動ベッドが１割負担で借りられるだけでもありがたいや、と思ってしまう私の元に国から例の交付金のお知らせ。不思議、こうしたばらまきのお金はありがたいと思うより無策で虚しい。
