2009/3/26 木曜日

初外出・・・と、姉の勇気

Filed under: 家族,日々雑感 — patra @ 16:50:02

ノリのチュウリップ姉からのチュウリップ

レントゲンを撮りに医科歯科まで行くのにも大変な事前調査?をケアマネージャーさんがしてくれて今朝は本番なので7時起きでした。

木戸の裏から出るための階段3段に携帯スロープを借り、ヘルパーさんとケアマネジャーさん、送迎の車の運転手さん、とたった数分の距離の病院までに大騒ぎです。

混んでいるのを見越し1時間前に手続きだけは済ませてくださったケアマネジャーさんのお陰でも初診に呼ばれたのは11時30分。事前に根回ししていただけなかったらもっと待つことになったでしょう。
非常に混んでいるので後日レントゲンをお借りし訪問歯科医で治療することにしました。

前例が無いとかでレントゲンを借りる交渉もちょびっとモメました。お医者様が私の口の中を覗き込み
「ずいぶんお金かけてなおしてありますね」と言ってました。骨折しなければこんなに痛くなるまで歯の治療をしないで置くなんてなかった筈だが、入院中は歯科に通える状態ではなかったから仕方がないが2年続いて骨折する人も居ない。骨のダメージが歯にまで及んだせいだろう。

けれど此処でも先生達の腰が引けてるのは私のミオパチーのせいなのか?混んでるよ、とか前例が無いとか連携が難しい・・とかネガティヴな言葉ばかり、何の為の障害者歯科なのか?疑問だった。

全部の歯をとりあえず全部写してもらいましたが車椅子に乗ったままだったので「脊椎損傷?」と聞かれてしまいました。ガラスの骨ですとは言い難かった(笑)。けれどどの病院でもレントゲン技師が昔とちがって皆さん親切で助かる。

ほんの少しの距離でも介護自動車を使って正解。この病院の多い街でも道路は凸凹だったので車椅子だったら介助の方が押すのが大変だろうと思う。介護保険は使えないのでタクシー券と併用しても、目と鼻の先の距離でも車代が4250円−くらいかかります。

長く通院する障害者は大変な負担だろうと思う。

病院に来るだけで病気になっちゃうようなお年寄りが一杯いらして1日がかりだとの事。歯は近所のお医者様にかかる方がいいのかも。

手前ピンクのボケの花

病院にボケの花が奇麗に咲いていたので携帯でパチリ。所が柵が邪魔して良くなかった。

お昼過ぎ家に戻ってホっとしお茶でも飲もうかな?という時、久しぶりに姉が寄りました。スターバックスのコーヒーとサンドイッチを持って私にチューリップ。

「ラナンキュラスがあったんだけど1本千円なんでコレにしちゃった!」と相変わらず元気。お顔はピカピカだったけど頭はウイッグです。「見る?」 といって3月に入って抗ガン剤で急に抜けてしまった髪を見せてくれました。母も私も目を伏せる気の弱さなのに姉はククッと笑ってみせてから又風のように帰っていきました。強い人。「子供の頃は気の小さい子だったのに・・・」母が呟きます。

私がもうひとつ代えのウイッグをプレゼントしようか?と聞いても「いらない、この安くて簡単お手入れでいいのよ」とケロっとしてる強さ、これはやっぱり我が家の御先祖の血筋だと思います。明日から又抗ガン剤が始まるそうです。胸に手を組みピカピカの姉を祈るおもいで見送りました。


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