解体工事につきものの高圧酸素、匂いの公害
カーバイトの匂いといったら古すぎだろうか、このところ我が家は一日中換気扇を回しつづけていないと匂いで胸が悪くなる。
裏のビル解体、これが始まって地響きも嫌だが、なんといっても高圧酸素で鉄骨を焼き切るはずのアセチレンガスのような匂いが充満し息がくるしい。朝おきると空気を入れ替えるなんて出来ない。ガスストーブの不完全燃焼の ような匂いが8時頃から5時すぎまでするからです。
いかにも気の弱そうな会社の総務の中年男性が私の退院を待って挨拶にきたが、数年前からの工事計画をあまりにも 突然知らせてきたので忌々しい思いでこちらの言い分を捲し立てると一々メモを取っていました。
同席した解体業者はM建設、請負業者はK建設と大企業である。だからといってこちらが迷惑を受けることには代わりがないからツラツラと事後報告、寝耳に水の文句を言うと気の弱そうな総務がメモを取りつつひたすら頷くのだが
サラリーマンの彼等には御座也の儀式に過ぎず決してこちら側の見方で見ていないとスグ解る。笑っちゃう事には「どうせ社長さんに細かい報告なんかしないのでしょうからメモなんて無駄ですよ!」と私が言うとパッタとメモ取る手を下ろしたこと・・・あまりの正直というか雇われた人間の行動範囲の限界にバカバカしくなったのは去年の暮れだ。
正月過ぎてからまるで漫画のように揺れる,騒音、臭いアセチレンガスの様な匂いに悩まされてる我が家へ件の総務部が気弱に電話をしてきました。もちろん又も事後報告、御近隣に説明会をするとのこと、我々が出られない事を知っての報告か、御近隣なんか我が家だけだ・・・。
匂いというのはほんとに我慢できないものだ。今日も友人が来るのだが工事の終る夜しか来ていただけない。こんな迷惑がほぼ2年も続くのだとおもうと憤懣遣る方ない。
「都会に住むってあんた、そう言うことよ」と同じ建築業の姉は言う。
「・・・・」