夕飯つれづれ
悩みもう一つ、それはご飯の事。母の人工関節、手術後に起きた感染症で体液とともにタンパク質が大量に体外へ流失してしまうので,老人には考えられない量の肉、魚、豆、卵を摂取しなければなりません。それに合わせて私の食事を摂ると確実にウエストが太る・・・調理しながら自分は食べるのを減らすか止める、これは結構キツいです。
身体を冷やさない為に春は温野菜のスープが基本ですが、わたしの胃袋は鶏のプロバンス風も半分、もはや一度にはいらないくらい軟弱になっているのに,母は全く太らずに、つまり栄養にならないうちに傷から出てしまうせいでしょう、毎日すごい勢いでお皿がカラになっています。
今でこそ感染症注意の最善の策が心ある先生の居る病院では取られるようになってきていますが、可哀想に母は80年代の医療の情報が未熟だった頃の犠牲者なん です。輸血でC型肝炎にも感染、さいわい発病していないキャリアですが当時の病院からは何も連絡がありません。眉毛1本でも感染症を引き起こすと言われる 現在では考えられない医者の無関心、その為に閉鎖された病院で無防備に受けた手術の恐い感染を、もっと医療関係に携わる人達に知って欲しいです。其の分院 のお風呂も最悪だったそうですが,私の入院していたところも決して奇麗じゃなかった。自分を洗うよりお風呂場を洗う方が時間がかかりました。奇麗だと言わ れている病院でこうです。雇われている掃除の人たちにはプライドを持って、清潔ということがいかに責任ある仕事か,自覚して欲しい。人生の最後に流れつい た仕方ない仕事じゃなく、りっぱな責任ある仕事なんですよ!
というわけで私も母の管理をもう少しがんばらないと・・・看護師さんたちにあの傷であれだけ元気は立派です、と言われた言葉を励みにしましょう。