2006/12/3 日曜日

猫だいすき

Filed under: ネコ,友人 タグ: — patra @ 2:12:23

腕の中のクララ野生児だったクララが私の腕の中についに収まる姿を見ながら「そうだ、もう一つ大事なお土産が有ったの忘れてた」と息子。
夕べ降りて来て手渡してくれました。
チョコレート

アーティストの作るシックなリボンが奇麗だったのでまず開ける前にパチリ・・「チョコレートでしょ?♪」
「うん、これ薫子さんからpatraに!とプレゼントを言付かったんだよ」
薫子さんは有名な写真家植田正治さんのお孫さんで、氏のヨーロッパ回顧展のためにパリに滞在していらしたので息子も何度か自宅でお会いしたそうです。
去年暮れ私も楽しくお話しさせていただき素敵な出会いをさせて頂いた友人です。

「話すと長くなるんだけど、このチョコレート実は薫子さんと我々も1度、開けちゃったんだけどね、これは絶対patraさん向きだ!!と彼女の意見と一致したので預かってきたんだよ」
そういって器用に復元されたパッケージを開いてくれました。
「きゃ〜、何と猫ちゃんがチョコ色のお水を飲んでる図〜〜」
「ふしぎだよね、変わったチョコを作る人らしいよ」

これは嬉しい、実に嬉しい〜でも問題も・・絶対に食べることができないと思うなぁ、私には(笑)。
幼児時代、疎開先で買い出しに行った母の帰りを待つ間、お腹を空かせた我々姉妹に七輪とフライパンで父が作ってくれたうどん粉を溶いただけの生地を焼いてくれたのだが,何を思ってか、「これがお父さんとこれがお母さん!」と言いつつ人を形どったものに焼き上げた。
若き父の遊び心の人形パン。お母さんには丸いオッパイが二つお父さんにはチン棒が1本・・というケッタイナ代物。

姉はお母さんパンをちぎって無頓着に口に放り込んだものでした。
私は?というと、そのお父さんパンの何処も腕も足も頭もちぎる事も齧ることも出来なくてパンを握ったまま到頭、母が戻るまで下を向いて涙ぐむような3才児だったそうで父は「こいつは気むずかしいから子守りするのが面倒だっ」と母に愚痴ったそうですが・・・。

私を思い出してくれた薫子さんも,チョコ猫ちゃんのどこも齧れないタイプの感受性の人に違いない・・作った人もきっとそこを狙ってでもいたのでしょうか。お水を飲む猫の姿は生命力さえ感じます。

ようこそ私の所に来ましたね♪、大切に永久保存するつもりで写真を写してから冷凍庫に収めました。人生ってこんな些細なことにも思いでや縁が生じるのが楽しいのです。

チョコ水を飲む猫チョコ水を飲む猫チョコ水を飲む猫


  1. 猫ちゃんが水を飲んでいる絵のすべてがチョコなのでしょうか?!
    なんて芸術的♪
    食べるのがもったいないでしょうけれど、どんなお味が気にもなります(笑)

    それにしても、素敵なおみやげの数々と、愛情たっぷりのお食事。
    そういえば、弟が中国にいた頃、やはり帰国の時はご馳走が続いていたな〜、と思い出しました。

    コメント by ヒロ子 — 2006/12/3 日曜日 @ 15:56:53

  2. ヒロ子さ〜ん
    全部チョコレートで出来ています。だれも食べていないのでお味は解りません(笑)
    人の肖像もチョコに彫られているらしいので、きっと何かの記念用かもしれませんね。
    見た感じはビターな堅いかんじです。食べられるのを拒否する完成度ですよ。

    いくつになってもおせっかいな私、今日も煩がられました(笑)
    今日は車のエンジンがかからなくなって急遽外出を息子だけ取りやめたので、速攻で椎茸スープを創り飲ませてまったりしました。弟さんが中国にいらした時、きっとお母様も色々心配だったのでしょう。
    「心配は身体に良くないから無駄だよ」と今日も念を押されましたです。

    コメント by patra — 2006/12/3 日曜日 @ 19:42:05

  3. ミニチュアダックスフントのしぐさ・耳【ミニチュアダックスすき】

    こんにちは今日はミニチュアダックスフントのしぐさについてお話します。

    トラックバック by ダックスフントすき — 2006/12/5 火曜日 @ 9:20:35

  4. Patraさん、すっかりごぶさたしています!
    板チョコの写真アップありがとうございます。

    パリ郊外に住む友人の家に週末を過ごしに行ったとき、「ショコラ・コラ」という可愛い名前のチョコレート工房に連れて行ってもらったのです。経営者のマダム、エレーヌ・コラさんや職人さんたちが作業する工房を見学しました。板チョコの猫ちゃんと目が…(?)合い、Patraさんを思い出しました。喜んでいただいて私もうれしいです。
    古い一軒家の典型的なフランス人家庭の週末ステイは素敵な旅の思い出になりました。庭で自然に獲れたリンゴやクルミ、それにブルーチーズとアンディーブを和えたサラダをいただいた日曜の午後…家庭料理のおもてなしはやはり幸せですね。ここでも昨年末にPatraさんからいただいたホスピタリティを思い出しました。

    ご家族そろってのクリスマスとお正月、皆さんに幸あれ!

    コメント by 薫子 — 2006/12/13 水曜日 @ 19:36:10

  5. 薫子さん♪
    板チョコの猫さんと目があったのですね?
    そうこの猫さんは家のチップにソックリですよね〜〜〜
    思い出してくださって有り難う。

    今息子は不覚にも医者の倫理感に欠けた歯医者に風邪をうつされて往生してますが明日といっても今日ですが病院へ行く予定です。

    またぜひ遊びにいらしてください。今年はちょっと仕出しなどで手抜きもあるやも知れませんが、単にお嫁さんの労を省くためです。
    片づけだけでも大仕事だったので毎日巴里で主婦業してる彼女を休ませてあげたいのです(笑)常備菜と店屋物!?でいかが?

    コメント by patra — 2006/12/14 木曜日 @ 0:38:39

  6. 倫理感に欠けた、ってそんな大げさな(苦笑)

    コメント by kyo — 2006/12/14 木曜日 @ 0:57:45

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