2006/7/4 火曜日

中田選手が23人居たら・・・

Filed under: 人物,時代 — patra @ 1:39:28

中田英寿選手が引退をした。
あのブラジル戦に於いて芝生で仰向けになって動かない彼を見て今回の声明を 予測していたので驚きは無かったが、燃え尽きた彼の悲しみがいかに激しかったか?!と心が痛んだ。
読み上げられた声明を聴きながら涙がこぼれる。

私は人生において政治家や学者がお手本になったことが一度も無い(僅か64年ほどの笑っちゃうような人生ですが)常にスポーツ選手のご自身の身の律し方から何かしら大切なモノを学んできたように思います。

生きる・・ということは日々闘いなんです、何と?もちろん自分自身とね・・すると大概の人は「大げさね〜」と笑います。
温さの中でも生きてゆける人々はいざしれず私のように運動能力や筋肉に障害があると普通の日常生活さえ格闘技、結構、油断がならないものなんです(笑)

でも文句を言ってみても一見丈夫そうに見えるので誰も同情はしてくれないドコロか甘やかせてもくれません。自分の弱さとの闘い以外、道は無いのでネ・・・黙ってやります。
そんな日常にダレそうになるときに想像力を全開にしてみるのです。神に愛されたような素晴らしい能力を授かった彼等、中田やイチロー他あらゆる天才達がその才能に甘んじているか?
もちろんNO!
最も厳しい孤独と責任の重圧にも負けず淡々とした笑顔でいられる精神力、その裏側の努力を想像すると畏れ入ってしまうのです。凡夫でいいや・・。

成長し続ける彼等の美しい表情から真に<学ぶべき事>は本当は何であるか?をしっかりと見せていただける幸せな観客・・・。

ドイツへサッカ−旅行した息子が観戦後一言「中田が23人居たら、日本も変わっていくだろう・・・」

同感だな・・と思った。凡夫たる我々こそせめて礼節をもってして才能を誉め讃えようと。

すばらしい選手生活を通じ、プロとして我々に真の生き方を見せてくださった中田英寿選手にこちらこそありがとう!を伝えたい。
何をなさっても中田選手には先駆者の厳しさがついてまわるでしょうが、そのどれを選ぼうときっと人々は貴方を愛すことでしょう。

武士道を具現化して、世界中に見せてくれた事にも、ありがとう!!。


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