老剣士、参上
男の隠れ家 と言う雑誌を全く知らなかったのだが、中々面白い。ふ〜ん世の大人の男達はこんな情報から男度を磨いているのか?と愛着を持ちました。大人度・・を磨くといえば’サライ’に頼りきってましたがこちら「男の隠れ家」は男性に読者ターゲットを絞っているのかもしれません。
昨日、従兄から送られた事で初めてこの雑誌の存在を知ったわけですが今回のテーマは、どうやら「男の会話術」と男の「外見力」を磨く、に和の習い事。タイトルだけでも興味深々・・・本の送り主、従兄は実に洒脱な話術の持ち主で、そのはなし振りは噺家も顔負け・・、謡曲、詩吟と親戚中で一番の芸達者なお人なのです。
が、それより何より笑顔のすばらしい実に柔和で円満なお人柄なんです。
父の甥ですが、最も父に似ています。
何故この雑誌を送って下さったのか頁を繰る内に判明しました。
従兄が居合いの達人として紹介されていたのでした。話しには聞いて居ましたが、こうして真剣を構えた姿の美しさに思わず拍手。こんなに厳しい、しかも美しい気配を滲ませる練習中の姿、はじめて知りました。
居合いとは・・・
「仮想を相手に己を鍛える、居合道の愉しみ」とタイトルが78ペイジをご覧ください。
「居合は本来、世の中の森羅万象にどう対応するかを追求し、その修行のために刀を振る武道です」
「居合には殺気がなくてはいけない。
また、美しくなければ居合ではない。最終的には雅があることが究極の居合です」
・・・そう語る重田8段は70代(78才)とは思えぬ若々しさ。
居合の演武を行うときの凛とした姿勢、揺るぎない視線、刃筋の美しさはまさに老剣客の風格がある・・・と文中にも紹介されていました。うれしい。従兄の柔和で洒脱な会話力、行動力の全ての秘密、居合8段の修練に拠るのでした。
東京都剣道連盟居合道部会の事務局長に就任、今もお弟子さんの指導に当たっています。
その他の記事も面白いのでお薦めですが売られる書店に限りがあるのでサイトを要チェック。