猫またぎ・・・
それぞれが勝手にご飯の連休でしたので調理というほどの事もない日々。
昨日まで冷蔵庫にあった、誰も手をつけないカレイ二切れが無くなっているので老母が煮たのかしらん、と思って、朝、台所を見ても無い。お魚を煮た気配もなかったし...とゴミ缶ヒョイと覗いたら何と未調理のまま二切れ捨ててありました。ひぇ〜〜!
実は「浅羽カレイ」とか言う、不味いカレイ、しかも冷凍品をヘルパーさんが買ってきたのですが「悪いけど今度からは子持ちカレイ、又は真子ガレイじゃない時は買わないで下さいな」とお願いした事を、母がしっかり聞いていたらしい。
冷蔵庫を開けるたびに冷凍カレイにがっかりしてトビラを閉る私だったがいよいよ決心して茸と一緒にでも煮ましょうか?と思ったので、何も捨てなくとも過激な・・・・老人め。
冷凍が完全に溶けていなかったのと他にゴミは入って無かったので、もちろん拾って綺麗に洗って一応煮ました。だって罰が当るじゃない?
お皿にのせ茸をたっぷり載せてわざと母の食卓へ置いて、事務所で仕事をしてから戻ったら母のメモが空のお皿に乗っていました。
「せっかくだから食べました。貴女の言うとうりやっぱり味が無い。まずい。なのでマヨネーズで食べたらいけました」に笑いました。やるじゃない。
で、お前さんは食べたのかい?と聞かれると困るが、あらかた残した。正直言ってしめじと醤油の無駄だとさえ思った。料理は素材いのち。
浅羽カレイは味が無いというより旨味がまったくないし皮も匂うカレイですから空揚げかバタームニエルなんかで誤魔化すしか在りませんが食べたくはありません。値段も安過ぎるので、おして知るべし。一度、ものは試しに購入し酷く父に叱られました。食べる回数を減らしてでも正規の子持ちカレイを煮付けて頂きたいものです。
買い物ヘルパーさんは頼まれたら出来るだけ安い食材を買うように訓練されているようなので萎びた野菜なんか平気で買ってきますから泣けます、その家の好みを表にしておかないとお互いに不幸だな、と思った夕べです。
とんと行かなくなって久しい上野の丸赤ここの柳カレイが大好物だった父。娘時代に魚の味をしっかり覚えさせていただいたもんです。ネットで手に入る事発見。ここの干物の味は宝石のように私には思えたものですが店主が二代目になっていました。当然ですよね。