義経ディナー
めずらしく老母も一緒に夜の定時に「義経」を見るために食堂に集まる。
トマトと芹のポタージュはV8の缶を利用、けれどちゃんとバターと小麦粉でルーを炒めてパセリと生クリームで仕上げ・・・
中学の時から息子の大好物のポタージュです。これが出るとすごく機嫌が良かったなぁ。
塩、胡椒とセージ風味の鶏はじっくりとソテーし狐色にパリッと焼き上げ鶏本来の脂を出しきり、余分な脂は捨てます。そこへ生トマトとニンニクの微塵をオリーブオイルで炒め、しめじを加えたトマトソースをかける。セージと鷹の爪を入れて塩と少々のウスターソースで味付けします。
人参のグラッセは、切るのだけ母に頼んだら面取りを忘れてました〜。小さいことだけど
面取りのしてない人参や大根、やつ頭はどうも美味しそうにみえませんね。
ジャガ芋は男爵芋、茹でて塩とエシレ(フランス土産)のバターでシンプルに・・・
ブロッコリーとレタスサラダはパプリカのマリネと一緒に。
このところ土曜の再放送を大欠伸で退屈そうに見る母もこの夜は満足そうに「義経」静かに見入っていました。
家族のいつも喜ぶ平凡だけど昭和から続いた定番の日曜らしい献立です。
義経さんと頼朝の交わす会話の中で、それぞれの生い立ちが環境によって大きく性格をかえてしまう・・・其れはそうだろうと納得する今回はちょっとしんみりと兄弟愛、相克の序章のはじまりだった。堪能。