2004/11/28 日曜日

あじつけ稼業

Filed under: 仕事 タグ: — patra @ 13:15:34

仕事の事について言うとまるっきりの無職ではない。予約があれば人生の味付けみたいなアドバイスをしてる。これはCMのスタイリストを引退する二年ほど前から始めた、言わばボランティアのような仕事で非常に私には向いていると家族にも思われている。自宅で老人と過ごす時間がメインなので家にいながらにして出来る仕事は好都合なのだ。
但し宣伝しないので、カウンセリングを受けた方が「良かった」と実感せぬかぎり次へと結びつけたくないので敢て紹介者のみと己を戒めている。

物を売り出すにも漫然と並べているだけでは売れない。宣伝や広告が必要なように、正しい人生を自分らしく生きる為には盲滅法では効果的とはいえまい。誰かに肩を押してもらう事で弾みがつくように...『企画力を人生にプラスしてゆく仕事です』・・・と伝えると大概の人はキョトン!?とするのだが。

ユダヤ的な考えに人生の勝負どころを何処に絞るか?が肝心という教えがある。一生走りぱなしという訳には誰もいかない、終わりが有ることも想定し、どこでエンジンを目一杯かけるか、またはどこで休むかを常に学ぶべきだ!と伝えている、それを調べる方法として中国の「淵海子平」は非常に適している。

そんな仕事に関わってから10年が経ったこの頃、一つの実感を抱きはじめている。
勝った人は無口!という事だ。自分の成功の秘訣を、黙して語りたがらない。語らなくとも一向に 構わないが、口コミ稼業の私はお抱えでは顧客が増えない、お陰で実に閑な日常を送る羽目となる。

いかに閑な私でも年末、年始には予約で埋まる。家事を今のうちに片付けておかないと収拾が付かなくなる。適当にまんべんなく、だが、のんびり!といった隠居スタイルが通じなくなる日々、これは大いなる矛盾なり、と悩む。


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