2004/9/25 土曜日

マロン色、あるいはセピアの似合う時期。

Filed under: 日々雑感 — patra @ 2:03:14

埼玉でマンレイの写真展をやっています。写真がお好きな方は遠出してでも・・・
ぜひ見ていただきたいな。私は写真集の中では飽きずに何度も繰りかえし見る一冊です。
一番、頻繁に見るのはアンリ・カルティエ・ブレッソンですけど・・ホルストもすきです。若い頃のビスコンティに出会えるし、30年代のファッションが兎に角すきなんですね。

一昨日のカメラ操作ミスはどうも私の長い爪にあるみたい、昼間、用事で来てくれた電気屋の小父さんに「いいから爪、切りなさいよ、」と言われてしまった。プン。これじゃデジカメなんか操作できないしょ・・・と。確かに・・・。つけ爪を綺麗に細工している若い人なんかどうしているんだろう、あの長い四角な爪で携帯をあやつる、現代の7不思議だ。

必死でゴム手袋着用で守ってきた手が、この夏の暑さでジャブジャブと水遊び感覚で台所仕事をしたせいか、年令相応にシワっぽくなってきました。マニュキア無しなんて益々考えられないしな。白髪のお婆さんになっても長め爪に真っ赤な爪がトレードマークにするつもり、大好きなんです赤。家の老母はベージュのマニキュアをしています。秋、冬は着物姿なのでさすがに赤は似合わないのです、でも偉いな、と何時も思います。お出かけ前には必ずシャワーを浴びて「この着物にこの帯びで良い?」と聞いて来ます。数少ない帯のうちから1本選んで、おびただしい帯留めの中から季節の色をえらんであげています。どこへおでかけ?「うん、郵便局」といそいそとお出かけです。

お洒落も必死でしないとね、のこり少ない季節をたのしむために・・・すてきなだな、老いて尚頑張る母を、そう思います。


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