野口選手ってやさしい。
女子部の集いでお出かけだったフミちゃん。なので夜を息子と一緒に塩鮭や煮魚、シジミの味噌汁、冷やヤッコ、ナメコの煮た物にキュウリと茄子の糠ずけ・・・といった典型的日本のご飯で夕食です。
が、マラソンは仕事があるので「たのしみだね」と言葉を残して3階へ戻ったので独りで応援しようとTVに向かう。
「昨日のお客様が下さったチョコレートケーキが残っているよ」、といわれ事務所の冷蔵庫へ取りに行くと、実に可愛い花束もカウンターに飾ってあって、青いリンゴやひまわり、バラなどが皆ミニサイズで知らないお花とブーケになっていて素敵でうっとりした。こんなお洒落な花束はここ久しく見なかったのでラッキー!
チョコケーキを食べながら応援していたら、半分残してあげよう、と思っていたのに、美味しくて、うっかり最後まで食べちゃった、ごめんねお婆ちゃん。
団子状になって駆ける女子マラソン選手の一団、誰が勝つのか20キロまで渾沌としていたのだが給水所である光景を見た。
右側の野口選手、手に取った水の残りを左方向へ差し出すような仕種をする。左はじには
土佐選手・・・給水場まで距離がある位置。が野口さんの差し出す水は届く位置ではないのに気がつくとそのまま捨てる野口さん。
おぉ、苦しい闘いの中で他者を気ずかう優しさがある!と思った瞬間、「天の女神は彼女へ微笑むだろう」そう確信した。
金色に輝く西日の祝福を受けたあとにスタジアムへ走り込む姿、もう金メダルを神様に約束されたみたいに堂々ともろ手をあげて素敵だった。
実力の僅差とは、いかに神に愛されるか?しかないのでは・・・、どんな時でも普段の心が現われてしまうし、天は見てるなぁその辺を。