星野ジャパンを応援してて裏番組の美の巨人たち ・・・全部を見れなかった。丹下健三さん設計の代々木国立競技場の大屋根、シェル天井は2本のケーブルで吊られた世界に類をみない構造で当時、日本の建築物を世界中にしらしめた第1号である。地軸の話もあった様なのだが残念、途中から見たのでよく解らない。明治神宮までまっすぐに競技場から見えない道が、祈りをこめて地軸として引かれているそうだ。
昔、父にこの吊り天井が当時(昭和39年)の話題になった時、地震国なのに危険じゃないのか?訊ねてみたことがある。父の答えは「5重の塔と同じだよ、吊ることで揺れを分散、吸収することができるんだ」と、最も近代的にみえる丹下さんの建築が日本古来の建造物からヒントを得ていると教えてくれました。
建築を学んでいた姉を連れて同窓会である「13年会」に出かける父は大学でも丹下さんの同級生でした。ただし父は1912年生まれ、1浪していますが1913年生まれの同級生は浪人せず「13年会」と称し長く交友をつづけていましたが、世界の丹下さんはオリンピック後はほとんど出席できないほど多忙になっていました。
おちこぼれと自称する父とは雲泥の違い栴檀より芳しく卒業時も大学から金時計をもらった丹下さんです。
人の辿り着く先は。でも結局は同じ、同じ病院、同じ主治医の元前後して父92才、丹下さん91才で亡くなりました。作品の教会の美しいこと、ここで葬儀が行われたそうです。
「機能的な物が美しいのではなく、美しきものノミ機能的」丹下健三さんの言葉です。
番組中「なぜ壊されなかったのでしょう?」というナレーションがありました。おどろきました。千年も美しい建造物、という意識で設計されたに違いないからです。法隆寺、五重塔のように・・・。競技場の軸を明治神宮の正面に向けまっすぐに引かれた事は祈ることを意識しつつ設計した筈です。奇をてらった昨今の建造物とは訳が違う、日本人の魂まで考察しての吊り天井だったはずです。丹下さんはお造りなる巨大な建造物にまず、魂を込めるという大和魂の礼をつくされたに違いない。
魂を込める・・・これが理解出来たスポーツ選手のみ勝利するように思えてならない。