2010/2/7 日曜日

猫,似た者同士の運命

Filed under: ネコ,日々雑感 — patra @ 10:35:49

CIMG5929CIMG5931集中力の欠如を思い知らされたここ何ヶ月だった。
息子から「あんな打ち合わせ,昔だったら1発で決めたのにどうしたの?」と不思議がられた。今度移るマンションの台所の仕様を決めるだけに既に7回も・・・有り得ない話だ。もちろん私の決定力不足だがそれ以上に資料などが一度に集まらないもどかしさがあった。現在の日本のゼネコン市場からハンディキャップのある人への対応が厳しくなるとしたら私の責任かもしれない!。
というくらい担当者泣かせな打ち合わせになってしまい
反省しながら「何故だろう?」と自問自答すると詰まる所、ピカピカ、ツルツルモダンが嫌い!に戻ってしまう。ウレタン塗装なんて掃除が大変で嫌いなのです。自動(リモコン)で開閉する鍵をドアに付けるだけで値段が跳ね上がるし。
足が丈夫だったら草深い田舎にのんびり住めるのに、と無いものねだりで憂鬱になるのです。
第一,猫ちゃん。

家の猫ちゃん,果たして新居に慣れるだろうか?ぼろい古い家が似合う猫と飼い主、溜息とともに運命に押し流されるような日々。秋までに心構えしなくちゃね、と頭をナデナデしながら時間だけが残酷に過ぎて行きます。


不可抗力

Filed under: 友人 — patra @ 1:25:55

CIMG5921ポルトガルの青目達と同じ飛行機だったのに、青目からメールが届き、帰国延期とのこと。文面を読んでいたら京都旅行で遭った事故の後遺症や色々の心配ごとで体調を崩したらしい。

もっと沢山、会う約束をしてたのに・・・私も連日忙しいし、残念だけど楽しかった思いは揺るがないので次の機会を待ちましょう。


2010/2/6 土曜日

歌舞伎座通信2号に

Filed under: 人物,家族 — patra @ 1:42:20

父方の従妹の長男が扇屋「東扇堂」の5代目として紹介されていた。うれしい。最近、同じ屋号の扇子屋さんが仲見世やネットで幅を効かせていたので、親戚としてはちょいと・・・な気分だったのだ。
家の御先祖は江戸時代,浅草で芝居茶屋を営んでいたのがルーツなので歌舞伎の扇子と縁が深いのと、小売りはしない専門店なのだが・・・何とハトコで5代目と知ったのには驚いた。
あの垢抜けた粋な、あんなに奇麗な老人を看た事が無い幼心にも印象深い、お爺さん先先代で3代目だったとは・・・

伝統は受け継がれてこそ技術も深まる訳だから、やんちゃ坊主だった彼が今当主で、その息子に扇が立派に伝承されているのが嬉しかった。
この歌舞伎座の小冊は母のパトロ−ネで何時もお小遣いやらお菓子などを送ってくださる叔母さま(母の妹)が見つけてお菓子と共に送ってくださったのだ。叔母さまは歌舞伎座のファン会員なのです。

それより何より、お菓子の包みに息子への言伝の手紙が入っていて、泣きました。いつも懸命に生きる我が息子の姿で励まされている!といった優しい文面と共に沢山な金子まで添えられてあり、私や息子には内緒で母から渡してね・・・と結ばれてありました。
「そうはいかないわね」と母が手紙をみせてくれます。有り難い事でした。

川崎に例の「アバター」を観に行き戻ってきた息子に早速その手紙を見せる。
「頂けないよ、」と固まっていましたが叔母さまも今年、目出度く90才を迎えられます。何時も何時も影になり日向になり我が家を応援してくださっています。
ありがたく頂きなさい、と声かけながら、それもこれも母を大事におもってくださる叔母さまと母の姉妹愛の延長線上の賜物なんだな〜と仲が良い姉妹の夫々の90年92年の生きて来た歳月を忍びました。

受けるばかりの我が家です。
懸命に今を生きるしか恩返しはできないのですが。「お嫁さんにあげなさい」と言ったら嬉しそうに頂いた虎屋の羊羹と一緒に3階へ。
たくさんの人の善意で支えられている息子と母、そして私。けっこう気弱になっていたこの頃でしたので又勇気が湧いてきました。


2010/2/5 金曜日

ヘトヘト家族

Filed under: 家族,日々雑感 — patra @ 2:31:18

CIMG5912CIMG5915もうじき日本を離れる息子達はもう必死で自分達の荷物を整理してくれていました。連日仕事もあり、しかもフランスの時差おかまいなしの仕事に加え私の用事にお友達にと目が回るほど・・食欲もでないので高菜の卵とじや銀ダラにヒジキ,白菜の漬け物でお茶ズケをしました。梅の甘露煮の汁で吉野葛のデザートを作っておいたら、これがシツコクて、母も私も一口で止めたのに、息子達は無理して全部食べてました。泣けました。子に気を使わせてる親って最低ですね。失敗作なんだから「ぎゃーまずい」と言ってくれて一向に構わないのにさ・・・もう今生の別れみたい。家族で気を使って疲れるなんてナンセンス。二人共、優し過ぎてかえって辛くなる。


2010/2/3 水曜日

ブーイング恵方巻き

Filed under: 家族,料理,日々雑感 — patra @ 23:07:03

CIMG5905CIMG5903節分なので去年の節分と同じにゲン担ぎで「恵方巻き」を予約しておいた。
この所忙しく落ち着いてご飯を食べられないので4人一緒。南西を向いて太巻きを食べるの図。
「いい!黙って食べるのよ」
4人が出入り口の方向を向いてムシャムシャ・・・・ところがこの太巻き、今年はサボテンのトンカツ入りを購入。があまりにも不味い。酢飯が2日前?というくらい堅い。
全員,パントマイムで手をバッテンにクロスしアウト宣告。

一人フミちゃんだけが黙々と完食しバンザイをしました。「全く、バカらしい風習に乗るんだから」と食べる前に、既に息子は憮然としてましたが、しあわせは強く願う人にこそやって来るのです。
フミちゃんが南西に向け完食した姿を看て、思う事が有ったのでしょうか?,彼も拍手を送っていました。
老母など「こんな不味い太巻きなら,源さん寿司の太巻きを切らないで!と頼めば良かったと散々文句を言うしまつ。値段が3倍なのに(笑)
何が在っても状況を楽しむお嫁さんの姿に、文句の多い我々家族は大いに反省をしたのでした。
口直しのヒジキ、モツの生姜煮で息をついた夜。


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