2010/7/23 金曜日

新しい興味

Filed under: 料理,日々雑感 — patra @ 0:46:21

CIMG7639CIMG7634朝も夜もお素麺にして、アイスノンを首に巻くという例年の裏技で見違えるように元気になった母です。
一つ発見したことは、甘い小豆の団子は喜んでも、甘い飲み物は嫌みたいです。
ポカリスエットも甘くて厭、目下塩ひとつまみ入れた氷水か、黒ウーロンがお気に召しているようです。
お顔もシャキンとして、カレーうどんに文句言ったのは、ほんとに気持ちが悪かったのでしょう。
家の中でも熱中症に罹るくらいですからね。

母とは別に、彼女が2階へ行ってしまってから食事。アボカドと明太子のディップで黒パンを食べます。サーモンと残って萎びたサラダ菜と一緒。前歯で噛み切る力が凄くよわくなっている自分・・・
成る程、この頃母がサンドイッチを食べたがらないのが分った。
歯の裏側にくっついちゃうのね。なんかこれが気持ち悪い。息子からメールが来て、無理に作ろうとしないで
適当に食べたがるものを買ってあげたら?きっと嗜好が激変しちゃっているんだろうから、ださい物が食べたいのでしょ・・・そう書いて来た。なるほど・・・・
なので当分は別メニューかな。来週火曜日から又ショートステイなので10日程は御任せできるので、伸ばしに伸ばした引っ越しの作業も少しは、捗るかと期待しています。

今日の夕方、近所のお医者様が往診に来てくださいます。

気になる料理


2010/7/22 木曜日

記憶の再現までは無理・・・

Filed under: 家族,料理,日々雑感 — patra @ 0:42:50

CIMG7623IMG_0833老人の頑固というのもいかがなものか?
どうしてもカレーうどんが食べたいといってたので、暑さに熱いものも良いかもしれない・・・と頑張って和風のうどん屋さんカレーを再現してみました。
朝飲んだエンシアを5時間後に戻してしまったので、食べたい物が良いかもしれない。
食べなければ目下貧血が酷いらしいので、この暑さだ、すぐに体力を奪われる。金曜に内科医に往診して頂く事が決まったので、入院は其の結果を見てからになりそう。
昔、母が好きで出前を取っていた「巴屋」さんのカレーうどん。
「カレーうどんですよ」とヘルパーさんが帰りがけに声かけたら、うあ〜と喜んでましたよ、と報告するので
そうか!!よし、あの昔味ね・・・と頑張った。
多分お出しは蕎麦の出しと同じ筈。しっかり濃い鰹出汁を取り、別鍋で讃岐うどんを茹でる。一口大に切った豚にカレー粉と片栗粉をタップリまぶし下味をつけて、玉葱を蕎麦つゆで煮込んでカレーをフリ入れる。極力洋風にはせずに、豚肉とタップリ葱を入れ煮立てるといい具合のトロミ。和風出汁も入れると良い感じ。結構自信作・・・と思って母を呼ぶと・・・、

いきなり「ちがう、不味い。」と吐き出した。
え〜〜驚いて食べてみると良い感じ、母が言う意味が分からない。「食べた事ないなら作れるはずないでしょ」と器を押しやる無礼さに、目が三角になってしまう。なら素麺茹でる?と聴いても要らない、の一点張り。
甘くて嫌だという。気持ちが悪いと部屋に戻る。
砂糖なんか使っていない。考えられるのは玉葱かな?晩年、父も玉葱を煮ると甘くて嫌だ!と良く言っていたけ。
味覚が変になっているのだろうが、このカレー粉をフライパンで煎った割には辛さが今一つだったが、何より老人の無礼に病気の進行を感じて気が遠くなった。腹立たしい。

8時半に又2階から呼び、何か食べるか聞くと、「何も要らない、氷だけ」ポカリスエットも甘くて嫌だと言うので胡瓜揉みだけと黒ウーロン茶を飲ませる。何がOKで何が嫌なのか当人も口に入れてみないと分らないのよ、と贅沢極まりない事を言う。
C型肝炎(術感染)のキャリアでもあるので母の突ついたものは食べない用心をしてるので、ゴミ箱行きの食べ物達に詫びます。一人分づつ小分けするのも、そのせいです。

ケロっとしたお顔です。無礼だった事は忘れたらしい。しっかりと首にアイスノンタオルを巻いて十一時前にお部屋に戻ったので、素麺を茹で冷蔵庫に冷やし、ジプロックにお水を入れこれも冷凍庫ヘ・・・あしたの臨戦に備えました。忍忍。


2010/7/21 水曜日

熱中症を防ぐには

Filed under: 家族,料理,日々雑感 — patra @ 0:09:30

CIMG7607CIMG7613CIMG7608いよいよ真夏日になってきた。2階の母の部屋は2台の扇風機で対流させて風を送っているが、日陰とは言え12〜4時は相当に暑いと思うので1階へ呼ぶ。
クーラーを嫌う老人です。
昨日と比べるとやっぱり元気がないのでヨーグルトやアイスを食べさせ、氷水に塩ひとつまみ、砂糖もチョビット入れてインスタントなポカリスエット水を作り飲ませてみる。
とたんに元気になった。
でもお風呂に入りたく無いというので、仕方ない無理をさせないことにする。
ヘルパーさんにリモコンの電池を買ってもらうついでに、思いついてお稲荷さんを頼む。ポカリスエットも買う。
お八つに酢の味が良いかな?と思ったから・・・図星だった。2つぺロリ。
この暑さは老人に取って家の中でも危険である。考えてヘルパーさんに病院へ入れようか相談すると即答でそれが良いとのこと。病院入院へ消極的だったのは,見舞に行けない不憫からでしたが、姉も亡くなった後なので母もその辺は分っていると思う。
お八つが重めだったので夕食が少し遅れる。昨日のリクエストのカレーうどんは近所の専門店でテイクアウト出来るか聞くとして、玉葱をジックリ炒めた挽肉カレーを作りました。
ズッキーニやパプリカ、茄子を塩だけ振ってオーブンで焼いてトッピング。
「カレーとカレーうどんは、違うものね」と憎まれ口を利きながらでもしっかりと4口くらいのご飯にかけたキーマカレーを完食。素麺も食べ、冷や奴も食べました。大丈夫、食べていられる内はね。
「40回、噛むのよ」
すると指折り数えながらハグハグと懸命な姿で上向いたり下むいたり、手や指をブラブラもさせながら噛んでます。
夏の熱中症を防ぐには良く噛で脳を刺激する。水や塩を多めに取る。夏野菜をタップリ取る。これに睡眠でしょうか。そうそう、座ったまま出来る手足ブラブラ運動も・・・


2010/7/20 火曜日

母の元気の素

Filed under: 人物,家族,料理,日々雑感 — patra @ 0:52:46

CIMG7594CIMG75991週間前と比べると大分元気になっています。朝から午後1時まで下に居れたのも最近ではめずらしいことです。
みたらし団子を買って貰い、2本食べるとやっと2階へ上がったくらいですから・・・
どうしても素麺というので汁を又作る為にお湯を沸かして削りカツオを入れた所に大音響で音楽が・・・TVからかな?と思って振り向いても違う。あらら自室のPCの電源も付けっぱなし、しかも朝みていたUstream画面も切っていなかったのだ。慌てて部屋に戻る。飯野賢治さんの音楽Stream!病気で倒れてから復活後の音がディープで凄く良い。本当に一時は心配な状態だったそうなのに、すばらしい。おっと,良い匂いが部屋中に・・・お出汁を取ってる最中だった。急いで離脱、タイマーをかけて又戻る。

午前中とお昼と2回も刺激的な音楽で脳内を撹拌されて気持ちが良かった。
息子達の仕事がらみで時々頂いたサンプルの高価な化粧水、勿体無いので大事に使っていたら今日の整理でもう2本も、戸棚の奥から出てきました。母が気に要ってるS社のです。「死ぬまでこれで充分」と掴んで離さない(笑)ちょいと私だってこんな高価なのは・・・、まいいか。

昨日の内線で懲りたのか、台所で分けて盛りつけたお皿を持って車椅子をギコギコとターンしたら、ぎゃ、もう母が待ち切れない顔して立ってました。ふ〜〜
「何故だろう、お腹が空く感覚が戻った」分量を知るために素麺も二人別々の器、古伊万里に盛る。そして氷。
「丁度良い分量、みんな食べられた。」と嬉しそう。豆苗と生姜焼き豚ロース。タケノコの煮物(市販)定番のインゲンと素麺です。何時ものお盆は小さいのでお客様用のお敷きを使ってみる。母にも私にも良い一日だったなり。


2010/7/19 月曜日

油断できない

Filed under: 家族,料理,日々雑感 — patra @ 1:18:17

CIMG7590IMG_0814日曜は誰も来ない日なので、つい気が緩むことが多い。昼間は部屋で経口栄養剤を飲むだけの母を、早めに内線で呼んでも応答が無い・・・
たしか4時半ころに水の音がしていたのに、何度も内線をする。駄目だ・・・まさか?と思いもう一度今度は私の電話から母の電話に掛けてみる。着信音はするのに応答が無い。ちょっと真っ青になってしまう。
普段着のショートパンツ姿なので慌ててサンドレスに腕を通していると,ガタッとドアの音。母でした。元気な声です。もう少しでケアマネジャーさんか訪問看護しさんに緊急連絡をするところでした。冷や汗。

内線電話が全く聞こえなかったという。鳴らなかったとも。一瞬寝込んだか、受信機が壊れていたか?テストするも異常なし。耳が悪いのかな?
今、私が2階へは行けないので、こうした事故が一番心配です。引っ越し先はフラットなので、そんな心配は無いが
未だ出来上がっていないのです。

同じものでも素麺なら入るというので・・・牛ロースが蕩けるほど美味しいのでこれも少し。夕べ搗くねとレバーが美味しくて食べ過ぎて胃の調子が悪かった!というので控えめで止めさせる。
今月末のショートステイまで何事も無いことを祈りながら、二人で今後の相談をする。やっぱり、これからが心配なので入院させようかな?
家族が誰もお見舞いに行かないのでは不憫なので在宅ケアにしているのだが、もう一度サポート体勢を組み直さないといけないな。頑張れ!と言ったら「おぅ!!」と答えた腕の筋肉がたよりなく震えてました

一つだけ救いは、元々仕事を持っていた姉は多忙でほとんど家には来れなかったので、母には全てが普段どうり・・・全く寂しがったり泣いたりしないので助かりました。諸行無常と受け入れてるようです。


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