2011/4/21 木曜日

99才なのか・・・

Filed under: 家族,料理 — patra @ 11:05:44

弘法大師の亡くなった日が亡き父の生まれた日である。自慢げに言うのが口癖だったわりには不信心なお人でした。IMG_2948IMG_2939IMG_2946IMG_2943それを心配してか、周りが薦めてくれたお嫁さんは寺の娘・・・母である。皮肉だわね〜お父さん。
未だ母をお墓に入れてないので,申し訳ないですね、と仏壇に好物のお肉をお供えして謝ります。

「いいから、未だいい、煩いから未だいい」

そうは言ってはくれませんけどね。
お墓に一人では寂しかろうに亡くなってから8年も経ってしまった。生きていたら99才です。父も母も共に92才で涅槃に旅立ちました。仲の良いことです。
さて,現世は地震も津波も在り日本の危機で大変な年です。

怖い思いをせずに二人が亡く成っていて良かった。そう思う反面、軽く百才は迎えられると思ってましたから百才の二人を観察してみたかった。それが残念だったな〜と独り言を言いながら父の生誕に乾杯です。

肉の熟成について相当に腕を挙げた私の唯一心残は、生前夏の終わりに所望されたすき焼を、暑いから・・・と食べさせてあげなかった事です。
とびきりの牛に思いを籠めます。

何が起こるか分らない日本なら、今を精一杯生きるしか無いわね、とうさん。


2011/4/20 水曜日

芍薬

Filed under: — patra @ 23:42:40

IMG_2920IMG_2924もうソロソロ芍薬がでているかも知れない!そう思ったのでヘルパーさんに聞いてもらう事に。

するとニコニコと戻って来て「開いてしまっているので差し上げますっとお花屋さんが下さいました」

大きい大輪のピンク・・・・

たった1輪でも部屋が急に艶かしくなった。凄いね、楊貴妃の愛した芍薬。

いつもなら決して選ばない濃いピンクですが
こうして飾ってみるとこれも又新鮮な空気を運んでくれます。

本当は中国の黒い塗りの肘掛け椅子が欲しかった私だが、芍薬は短い期間だけだから花の為に椅子を選ぶのは勿体無いと我慢したのだ。
でもシンプルな空間にも芍薬は凛として似合っていました。

短いいのちを愛でましょう・・・


頂いたトマト、美味なり

Filed under: 料理,日々雑感 — patra @ 1:45:31

IMG_2911IMG_2913昨日のコート・デ・ローヌの赤とクスクス・・・
クスクスは残野菜を入れチキンの手羽先とチリソーセージの整理スープだが、頂いたトマトが、皮は堅いけれど味が濃くて実においしい。丸ごとでも良い。塩も要らない味の濃さ・・・

最近怖い事は、うっかり居眠りして車椅子から落ちそうに成る事。
前の家のように狭いと足をテーブルに載せて戸棚に寄りかかっていれば大丈夫だったのに・・・
で、ベッドで昼寝をしてしまったら
何か・・・頭がボーっとしてしまった。やっぱり早寝早起きがいいかも、そんな休息日。


2011/4/19 火曜日

コート・デュ・ローヌ

Filed under: 料理 — patra @ 23:27:46

銘柄なんかあまり拘らないが土地には拘る(笑)適当に取り寄せたワイン、結構いけます。IMG_2902IMG_2899これは昨日・・・


胸がつまる・・

Filed under: ネコ — patra @ 0:17:39

IMG_2888最近、TVのニュースで動物が出てくるだけで泣けてしまう映像を見た。
家の過保護猫ちゃん達が福島原発から避難し誰も居なくなった街に取り残されたとしたら・・・まず確実に生きてはいけない。狂い死にしちゃうだろう・・・
動物愛護協会のボランティアの人が、廃墟と化した被災地に残された犬や猫に餌づけをしながら保護している姿だった。
呼びかける声に怯えながら、やっと側に寄って来ても可哀想に・・・
「うおぉ〜〜ん」と空に向かって遠吠えを繰り返すだけ。家族が忽然として消えてしまった事、水が無い事、餌もないことが何故なのか?彼等には理解できないのだ。地獄のような数週間だったのだろう。

私がちょいとでも居ないだけで啼きつづける家の猫達だから、TVの画面の猫や犬の恐怖を想像できて泣けるのです。
切ない画面だった。

「君たちは、しあわせなんだよ」
分っているのかい!?


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