2012/3/24 土曜日

黄昏

Filed under: 日々雑感 — patra @ 18:24:47

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クララの慎み

Filed under: ネコ タグ: — patra @ 1:14:41

DSCN2575DSCN4788昨日はちょいと感動してしまった。
重度の便秘症に悩むクララに看護師さんと協力して薬、浣腸と上手に出来たのは、ケージに入れておいたからですが・・・このケージに入って引っ越ししてきたので自分から側に寄って来ました。
すかさず押し込む。
ところがどうしても大が出ない、液だけが出てしまい、更にお風呂場の少しの隙間から外に走り出てしまった。
看護師さんが追いかけてもベッドの下にもぐってしまう。
もう捕まえられない。そこで紙のオムツを敷いてドアを閉めてしまう。
経験から必ず後で沢山出すからですが,看護師さんと私、がっかりです。マッサージが終って部屋を覗いてもベッドの下でジっとしてます。
「来週こそもっと上手に」と言いながら残念そうに看護師さんは帰っていきました。
丁度お花やさんが来てくれたのでアレンジして頂き、小1時間ほどでお帰りになったので、部屋を汚してないか?恐る恐る開けるとクララが出てきました。
一緒にトイレへ行くと、なんと勢い良くお風呂場に駆け込みます。そして我慢していた大量のウンを出してくれたのです。どこも汚さず、我慢していたのがイジらしかった。
直ぐトイレットペーパーで包んで水洗に流すと、すっきりしたのか洗面所でお水を「え!?」というくらいゴクゴクと飲み、もう嫌がりもせず私に抱かれて窓際のクッションに納まりました。

考えられないお行儀のよさでした。ベッドルームにもスペアのトイレが置いてあるのですが、何か健気さがいじらしく感激してしまった。私に迷惑をかけまいと,2時間以上も堪えて頑張った見事なクララ。ムギュッと抱きしめました。


2012/3/23 金曜日

写真だけの食べ記録

Filed under: 料理 タグ: — patra @ 2:05:02

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DSCN4784DSCN4783DSCN4779DSCN4775DSCN4768DSCN4757DSCN4741DSCN4735食べ記録。(笑)野菜スープからクスクスやカレー,湯豆腐に・・・獅子唐と黒豚。セントルイスの友人から電話があった。アメリカ人の友達が「え〜〜こんなに作るの?」と驚いたそうですが野菜がほとんどですからね・・・しかし、こうして見ると良く作ってます。
だから痩せないのだ、と分っている。言い訳、入院中、体力のある人はやっぱり多少太めだった。
私の場合、外に食べに行けないので作るしかない。昨日の茹でた鶏の残のスープに玉子を落として・・・献立は1週間分一応野菜スープから始まって無駄のないようには考えてあります。

しかし今月はクララの往診代で見事に赤字です。
猫ちゃんの保険もあるそうですが、どうやらクララは老齢なので保険にははいれないらしい。
らしいというのは未だ調べていないからですが・・・やる事が多すぎるのが悩み。


2012/3/19 月曜日

悪い男・・・と高木敏光

Filed under: 友人 — patra @ 18:52:22

DSCN4762読んだのはこの真っ赤な不気味な本です。「クリムゾン・ルーム」普通ならまず隠居が手に取ることもない若者の本でしょう。爆発的ヒットの脱出ゲームと連動した同じ作者が書いた本です。

フィクション、ノンフィクションの境が無い不思議な導入が先ず興味を引く上手な設定で小説としての骨格は、相当にきちんと押さえてあるので、「素人にしては上手過ぎ・・・器用すぎて何か変!と妙な感心の仕方をしたのも、一昨日現れた高木さん本人が著者でしかも実名で彼自身の仕事のバックグランドが舞台なのであるからゾワゾワした奇妙な印象が強烈なのでした。

後で調べたら何と高木さんは小説家志望で早稲田を出たそうです。成る程、基礎が見事に出来ているわけだ。

高木さんの事は殆ど知らないので、家にあった私の秘蔵のウイスキーGlenFiddchの15年物を,自慢げに出したら、それが私の知らないうちに封が開けられ、底に3分の1しかないのを知って、相当に憤慨してらしたのも小説を読んでいて腑に落ちた。

本物の作家と知っていたら招かなかったぞ、迂闊なり。
やたら質問するのでおかしいと思ったが・・鋭い物書きの観察眼に耐えうる体力が最早無い(笑)

ボトルの肩が汚れていたのだ。

私の秘蔵のウイスキ-GlenFiddichのボトルがベタついて汚れていたのだが,私だってこれは赦せない。これは昔の家のバーで私以外の誰かがチビチビと試飲しては丸い箱の蓋を閉め、何事もないようにソっと置いておいたのを知らない私が「自分で開けてね」と封切りだと思って飲んべいの高木さんに出してしまったわけだ。

犯人はあの頃の例の執事に違いない・・・憶測。

ボトルの肩が汚れているような,酒を出す・・・そんなシーンを嫌悪する描写が丹念に綴られ構成されたミステリーを私は「げ」っとか言いながら、でも最後迄よんでしまったのは彼の優れた力量だとおもう。

ただ読み終わって,最後が傑作に成るべきを、微妙なところで、良い人にして投げ出している。あんな終わりは無いだろう・・・
人物描写で一番描けていたのはバクチ好きの解体屋のオヤジと賭博場のヤクザ、ここのチンピラ迄、良く書けていて寂しく笑った。日本には、ここら辺のお手本がウジャウジャと居るのだな・・・

目の前に居た高木さんを思い出し痛々しい感想を抱いたのは事実です。この本を書く事で「K」という高木さんの分身を使って自分自身を殺したかったのだったら、見事にゲームは完結してます。エンディングにもう一ひねりあれば映画になる。韓国のキム.ギドク監督の「悪い男」くらいに仕上げるべきだ。

次回も書くしかないだろう。書きなさい。


2012/3/17 土曜日

プロセスをワザと見せるということ

Filed under: 人物,猪子寿之さん — patra @ 14:13:14

ほぼ3ヶ月前の印象で恐縮だけど紅白の嵐の演出から猪子寿之さんが面白い発見をしている。「何?これ!」というような印象だったが、当の彼等はプロセスを見せちゃう・・・とう所に意味を見つけていた。
「「要は、プロセスの一部を見せると完成品が良く見えたりする。それって、情報産業をはじめとした知識産業だけでなく、特許やノウハウとしてプロセスを隠してきた製造業であってもプロセスの一部を公開することが収益につながると思うんだよね」

この事が興味を持たせたり販売に繋がる、簡単に言うと本編より下手するとメイキングって面白いから、これからのインフォメーションのやり方は随分変わってくるとおもう。
やぱり猪子君は考えが鋭い。私も敢えて個展前の合田さんの絵をチラ見させる目的は、実は合田さんを知らない世代に興味を持たせるという・・・同じ考えだったのでヒントを頂いた気分でうれしい。

2012-3-4-15
それと欲しい絵を事前に入札できる方法は無いかな?と考えているのですが…欲しかった絵が他人に早い者勝ちで渡ってしまった無念を思うと、一番高く付けてくれた人にという入札スタイルは可能なのか?そんな事も考えるこの頃です。
予告
合田佐和子個展 5月10日から〜鎌倉十文字美信ギャラリーBにて
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