家事に勤しむ
他、送っていただいた写真、全部ピントボケでした。
FBで一目惚れした銅板画家の奥さんの作品が届きました。いい、実にいい。
古いヘリンボーンツイードを着込んだダンディなシカもどき君も「ここが気に入ったよ」と何処に置いてもなじみます。
奥 勝實さんはクララの恩人でもあります。FBで早朝に私の書き込みをみて、お友達へリレーしてくださり教えていただいた獣医先生がクララを検査入院させてくださった。
優しい人の作る作品は又実に優しく、一緒に見えた奥さんを支える「おくさま」も優しい人、素朴な銅板画もドローイングも縫いぐるみも総てお人柄が現れていました。隠居の目には狂いはなかった・・・
宇野亜喜朗賞を受賞した「ロバ」の作品を購入しました。額装を考えなければ・・・他3点選び、これは小さいので一つにシリーズとしてマットを切って頂く事にします。
9月もお彼岸なのにちっとも涼しくならない東京です。
玄関に生花を飾らないと幸運が来ないのでガーベラや桔梗や小さい花を飾るのですが、1週間と持ちません。
今日は明日画家のご夫妻が見えるのでポンポンダリアを飾りました。黄色が欲しかったのですが・・・ダリアは最近人気があります。ふしぎね〜田舎っぽくて嫌いだったのに急に好きになりました。
友人から頂いた煉りきりが楽しいお八つになりました。食べるのが惜しい日本の美意識です。この品の良い甘さがお茶とあう。今日もしあわせ・・・
嫌な事の満載な日本ですが、少し忘れたいのです・・・
花火大会にお招きした角井功さん典子夫妻がお礼にと「ヴェネツィア料理」をケイタリングして下さることになって、その時初めてお会いした水野誠一みどり夫妻もご一緒というサプライズをしてくださる事に・・・なにもしないで私がお客様!という嬉しい食事会です。
見事なお料理がズラ〜っと並びました。
先ずは乾杯!
殻つき小エビの前菜です。うまい。
お友達が来るなら!と友人がシェリー酒やイベリコ豚の生ハム,ペジョータやイチジクを昨日届けてくれたのです。良い人です。
どれも美味しい、すばらしい。
アーティチョークの上手な味付けに全員無口になって身をしゃぶります。典子さん曰く「これは野菜界のカニ」なんですって・・・無口になるしカラが山になるし(笑)
丸ごと1尾のスズキを半身だけカルパッチョにし残は茹でてレモンと塩とオリーブオイル、これは、朝、築地で仕入れ功さんが見事な包丁さばきで作ってくれました。フランスパンにのせて・・・お い し い。
ムール貝です。
プリプリの太ったムール貝!気絶しそう・・・
驚くのは早かった!このイカスミリゾットをキッチンで黙々と作ってくださった功さん、典子さんのご主人でアシスタントシェフの得意料理なのだそうです。心の底から驚きました。こんなに美味しいイカ墨リゾットを食べたのは初めてです。もう感動をとうりこして絶句ね。
話も盛り上がりお腹も一杯・・・でも未だデザートが!ここで少しハプニング!典子さんが冷凍庫にしまった筈のジェラートが消えました。家の冷蔵庫と典子さんの家のと同じです.入れ間違う筈がない・・・と冷凍庫の裏まで功さんが覗きますが結局上の冷蔵庫に鎮座してました。皆大笑いです。
季節の果物を切っていれたコンポートにジェラートが無事にのりました。林檎や葡萄にイチジクの豪華なジェラートがこれです。
スルスルっとお口に入ります。この幸せ感は尋常じゃないです。まいった。
魚料理には本来チーズは出さないけれど、木内みどりさんがお土産にもってきてくださったチーズがスペシャルなので仕上げのデザートニ・・・コーヒーまでインスタントしか無かったのに淹れて頂いたら何時もの半分のお湯で見事なエスプレッソになってます。どうしてこんなに何もかも見事なの?
スゴイ人ね典子さん、頭が良くて絵が素晴らしく本業のデザイナー分野も才能あふれ、更に料理上手で素敵な伴侶と息を合わせての腕前はプロより上手・・・・こんな美味しい料理を作ってくださって更に隠居の肩を抱いて「だ い す き♪」とまで囁かれるに至っては夢か幻か?くらい有頂天になりました。生まれてはじめて人に作っていただいた料理がこんなに美味しかった経験を味わいましました。
典子さん,君をわが人生の料理の師と呼びます、呼ばせていただきます。
大満足のスローフードは夜中まで・・・帰り際に記念写真を撮りました。典子さん功さんが交互に写してくれたのです。このヴェネツィア料理の愛情に皆のお顔の実に満足げな事よ(笑)最高の晩餐でした。ありがとう。
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