木内みどりさんはご自分が海外に行かれる時は常に何かしら小さいお土産をくださいます。
私の足が不自由で、もう何処にも行かれないのを知って、印度やタイやベトナムから面白いものを見つけてくださる。
テーブルに並んでいる豚さんも、プロフィール写真に巻いてるエンジのスカーフも冷蔵庫の扉のマグネット猫ちゃん、耳かきに手帳とどれも楽しいものばかり。
行動範囲が益々広がりお忙しいのに、こうして気にかけて下さる心が本当に♡ハートウオーミングな方です。中々できることではありません。本当の意味でやさしい。
見えますか?
大理石で彫った小さい象さんです。
みどりさんの下さった豚さんと一緒に並べます。
「お、!オイラ達より小さいぞ〜〜仲良くしようね」と賑やかな豚さん達も嬉しそうです。
嬉しいプレゼント
骨付きマトンと焼き筍や・・・
夜、めずらしくご馳走モードwマトンの骨つきです。ワインも開けて日曜モードでした。
緑色のトマトを買って来たヘルパーさん、では緑だけのサラダですw
付け合わせは焼いた筍にクレソン
白とみどりの太いアスパラガス、ゆで卵とタルタルソース。
新緑の八ヶ岳の庭に憩う姉
もう居ない姉の写真がでてきました。この写真の別荘は姉が亡くなった今、既に売りに出していますが未だ買手がつきません。
大きな木があるそうです。
私は1度も行ったことがないのです。
来年はは姉と母の7回忌になります。あまりにも時が過ぎるのが早い。
いまだに居ない、という現実に向き合えていません。
シモンさんが澁澤さんとの出会いを語る
シモンさんの大ファンなのに状況劇場の舞台を見ていない。
青木画廊の急階段を登れず初個展も見ていない。
けれど生きて来た時代が同じ、出逢う人々が共通だったり静かにファンは続いていました。
ある時パーティで出逢った日、シモンさんは金子国義さん、砂山健さんと一緒で、その日本人離れした美しさに強烈な印象を受けたものです。
ちょっとしたお店のオープニング仮装パーティに思い切りデカダンな装いで出かけた時の話です。毎晩のようにファッション人間はそんな招待を受けていた頃です。
「あんた、そのパンタロン何処の?」と金子さんに声をかけられました。
濃いエンジ色に浮き出る水玉模様のベルベットは金子さんの好む色だったようです。
太い裾がまるでスカートのような長いベルベットのパンタロンは30年代風のデザインでコシノ・ジュンコさんのお店のバーゲンで手にいれたものでした。
そう伝えると
「やっぱ、ジュンコは良いわ〜〜」
と金子さんとシモンさんは声を揃えて私じゃ無くパンタロンを誉め、手触りを確かめるように眺めながら顔を見合わせていました。
床の丸い大きなソファーに寝そべるように寄り添うお二人は絵のような美青年でした。
お二人は、状況劇場の役者を終え画家や人形作家として澁澤さんに見初められ青木画廊での個展で一躍人気者、時代の寵児だった頃だと思います。
沢山の歴史が私の上にも流れ40数年も経て再会できたのはFBのお蔭です。思い続ければ叶う。合田さんと同じ。長い長い歳月が過ぎて、シモンさんはさらに美しい老境に成られての再会です。
ご紹介するのは・・・
心の師である澁澤さんを1987年に失って10年経ったシモンさんが語る喪失感の動画です。
それからまた9年、今年3月17日早朝、親友で澁澤龍彦との出会いの切っ掛けになった金子国義氏を亡くしたシモンさん
どれだけお辛いか・・・
出来る事なら、ずっとずっとシモンさんの心の分身である人形を作り続けて欲しいと願っています、
時代の朋友を失う作家の寂しさは、窺い知る事等、到底出来ませんが造り続ける事で喪失感を埋めて欲しいと心から祈ります。
話術の間が江戸の粋そのものです。
名人といわれる噺家の話芸に通じます。
エコール・ド・シモン人形展があります其のお知らせです。