2004/9/16 木曜日

非凡と平凡

Filed under: 日々雑感 — patra @ 2:28:27

マリア.カラス
WOWOWで見ていました。凄い人生。でもひとことで言えば欲張りすぎると人生は思わぬ落とし穴があるよ、って事かもしれない。御亭主持ちなのに大富豪のオナシスと恋をした時の彼女、たった35歳だったのが妙に切ないですね。もっと遥かに大人の女性だと思っていました。結婚を熱望したのにオナシスが選んだ人はジャクリーヌ・ケネデイ。その後7年間も世間から雲隠れし、再デビユューした時、彼女の「奇蹟の声」は全く失われていたそうです。失意のうちに5年後、50歳で亡くなったカラス。

先日、成功と名誉と金と女と・・・全部欲しい!という人が見えて、冗談か?と思ったら真面目に言うので、こちらの方が驚いて、思わずジッとお顔を見てしまいました。まず3つは叶うけど、欲張りすぎては命や名誉を落とすものだし...その内の二つは相反するものなんです、残念ながら。
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2004/9/15 水曜日

家訓、ヒゲ、取るべし

Filed under: 家族 — patra @ 4:51:00

朝、起きてきた母と遠藤周作先生のお話を楽しくする。母も実際の先生にお目にかかっているのです。実物が写真より遥かにダンディだった殿方、やっぱり心掛けが違うわね、と目出たく意見が一致。
とにかく、ありがたい事に我が家では得手不得手を一致協力する風潮があるのでこの先も最後のさいごまで、きっと上手くいくにちがいない!とお互いに結論をだす。

母は外へ落ち葉を掃きに、その間私が台所兼茶の間兼居間を、轟々と煩い大きな掃除機でお掃除。今日はへルパーさんの見える日です。

老人2人の部屋のお掃除と、時間が余ったら買い物をして下さるので、急いでメモを書いておき、私は邪魔しないように留守番を預る3階へ掃除とお水やりに・・・
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2004/9/14 火曜日

若いうちに読むとお利口に!

Filed under: 感想 — patra @ 2:31:19

エッセイとは人の魅力で選ぶものがほとんどだが、今回手にしたのは遠藤順子さん。名前だけでは全く存じあげないお人。実は作家、遠藤周作さんの奥様である。この本を借りてきたのは吾が母。86歳なんだから何を今さら・・・なのだがタイトルが『70歳からのひとり暮らし』老母の好奇心に笑っちゃう。私は常日頃、あぁ、何時に成ったら御気楽一人暮らしが出来るのかしら?とぼやいていたが、敵も同じ思いであったのか?、とこそばゆい。34歳で両親と同居を再開してから早28年も密着して暮らすのはお互いが結構ストレスになる時もある。どれどれ、と広げて数行読んで、又拾い読み・・・と突然にあるページの見出しに釘づけになった。「家族と同居しているおばあさんの自殺率が多い」とか「お嫁さんにとってお姑は存在するだけでストレス」とか物騒なのだ。
座って落ち着いて読むことにした。
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2004/9/13 月曜日

2001.9.11、結末から読み取るとは

Filed under: 日々雑感 タグ: , — patra @ 0:10:20

「3年前の今頃も、こうして電話で話をしていたのよ、覚えている?」電話口から順子さんの静かな声が囁いた。今日(日本の12日夕方)、アメリカ時間の朝、メモリアルの行事が行われたそうだ。もう3年、まだ3年。
 
愛犬を亡くしてからは初めての電話だった。1ヶ月間、心ゆくまで看病したのでタローの事は思い残すことなく満足したわ!と意外に元気なので色々と話が弾んだ。結局、亡くなり方が突然だったココ猫のような死は、かえって後を曳くのかもしれない、としんみりした気分のところへ急に問いかけられて「もちろん、ツインタワーの飛行機事故よね、偶然にテロの話をしてたじゃない?、ほんとに怖かった・・・」
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2004/9/12 日曜日

ユン・ソクホ監督

Filed under: 人物 — patra @ 2:15:20

冬のソナタが終わった時、ハマる人と「全く気が知れない」と嘯く人と極端に別れたけれど、見るのと噂を聞くのとは大違いなものだ。
良く出来たドラマだったが、それ以上に考えさせる部分が多いのも魅力だ。
役者の人気なんか吹き飛ぶ、儒教精神が底流にながれている!そんなドラマ造りが産んだ奇蹟なんだな!とNHKのグランドフィナーレを見て思った。
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