2004/11/21 日曜日

男気

Filed under: 人物 — patra @ 2:22:56

今日でラストの「弟」を見て考えたこと。

昨日のシーンで初めて私が渡哲也さんのファンになった理由を改めて理解できたように思った。
息子の交通事故で暫く休んでいた私の仕事復帰は、確かシャープだったが、もう一つは渡哲也さんの「カゴメトマトジュース」だった。これは高橋靖子さんへ来たお仕事で、彼女の都合がつかずに、代わりに私を紹介いただいた。
製作打ち合わせの為に調布、日活の近くの石原プロへ出かけた私は、プレハブ小屋を、多分手狭になって2棟を連結したであろう段差のある質素な事務所に、まず驚いた。砂利の敷かれた敷地には撮影に使われる小道具、バスタブなども乱雑に放置され、スタッフも男ばかりが出たり入ったりと落ち着かない。

今思うと石原プロが立て直しに必死な頃で、渡さん始めスタッフ全員が一致団結していたのだ、とドラマで初めて知り納得した。

今回のドラマにはそのプレハブの事務所が忠実に再現されていて、しかも、そこへ渡哲也さんが尋ねて来て石原プロの窮地を救う重大な話になっていたから・・・あぁ、そうだったのか!と胸が熱くなったのです。
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2004/11/20 土曜日

眩しい歯並び

Filed under: 料理 — patra @ 3:42:00

韓国へ出張したさとなおさんの日記を読んでいたらキムチが日本の物と全く違う、塩辛が決め手!みたいな事が書いてある。それならあそこだ!と突然、韓国大使館の前、仙台坂の韓国キムチの店を思い出した。教えてもらったのはかれこれ15年も前なので未だあるのかは知らないが、左側に韓国大使館のゲート、厳めしい顔の警備員が立ってこちらを睨んでいる。ちょうど坂を登り始める途中の小さい店なので、車を駐車しづらく、買いに行くのが億劫になって久しい。麻布十番に住んでいる友達に連れて行ってもらった日はカルチャーショックだった。小さい店に美味しそうな漬け物の桶。沢山のキュウリやカクテキやキムチに交ざって全く知らない食べ物や漬け物が店先に溢れるように並べてあった。小父さんが一人通れば塞がるような通路に立ってぼんやりと物色していると、やはり車で乗り付けたハチ切れそうな若い韓国人と思しき女性が私を見て「ここは、おいしいのよ!ほかじゃ食べられないのが一杯あるから!」と声をかけて来た。いかにも初心者風の私が選びあぐねているので邪魔だったのかもしれない。端に避けると、テキパキ注文しながら私を振り返って「いいから、ここのイカのキムチ漬けを買っていきなさい。」と綺麗な歯で笑った。
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2004/11/19 金曜日

一葉を読む

Filed under: 人物 — patra @ 2:56:08

樋口一葉はお金、五千円札で一躍、脚光を浴び始めているけど文京区本郷のお寺、法真寺では、毎年「一葉忌」が開かれるたびに母が友人と女優幸田弘子さんの朗読する「たけくらべ」や「おおつごもり」を聞きに通っていたもので、今さら騒ぐのがおかしいような気もします。幸田さんはお若い時分から樋口一葉一筋に朗読されてきた女優さんです。地味ながらも根強いファンに支えられて人気があります。今年の一葉忌は、<お札>になった事で一段と騒がしいことになりそうだ、と新聞に出ていました。なんでも貧乏時代に住まっていた台東区竜泉の一葉記念館祭りと晩年の10年を過ごした文京区の一葉忌とで集客を競い合っているのだそうです。

何だか迷惑な話で、天国の一葉もあきれて苦笑しちゃいないかしら?
貧乏時代に通った質屋(旧伊勢屋)や旧跡菊坂の井戸がそっくりそのまま残っている文京区へ人々が押し掛けるほうがよっぽど心配だから・・・例年どうり幸田さんの朗読があれば良いだけなのに・・・・
役所がこぞってPR、作家荻野アンナさんの講演等があるそうです。地元商店街も大騒ぎ。簡易トイレを用意したり会場に入れない人のためにTVモニターを設置したりするとのこと。そうか街おこしなのか・・・

今までずっと朗読を続けられた幸田さんの事に一行も産経新聞は触れていないのが不自然だった。
下の方に幸田さんの去年のお写真があります。ちなみにイベントは今月の23日、9時30分から。


2004/11/18 木曜日

牛肉の味

Filed under: 料理 — patra @ 1:48:43

柔らかく美味しい「すきやき」と触れ込みの霜降り肉、先週、スーパーから届く。早速いただくと、確かに柔らかですが、何だかコクが薄い気がしてやっぱり肉はラク−ア、成城石井かな?、と今朝はビフテキ肉を調達して来てもらったが、美味しい、柔らかい!でもコクが・・・?仙台和牛のヒレが140グラム1枚が三千円とはどうかしてる。あの凄いとしか言いようのない和牛のコクが絶対に薄まっている!と感じた。しかもこんなに高い値段なら堅いテンダーロインやリヴや、カウボーイ用オージーでもいいや!、とグレまくる。
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2004/11/17 水曜日

子供をかんがえる

Filed under: 時事 — patra @ 2:11:04

昨日は「たったひとつのたからもの」の特別編を再度見て、聖子さんが秋雪君のお母さん役で、ほんとに良かった、ありがたい!と思いました。彼女じゃなければ30%を越す視聴率は無かったでしょう。子役をダウンちゃんで行こう!と決心してくださったスタッフの勇気や色々な事が上手く進んで素晴らしかったな〜としみじみ、原作者のお母さんが試写を見ながら流す涙を見て思いました。昔、読んだ論文にダウン症児は神の創られた、人との貴重な掛け橋・・・と言うような一節があったような気がしています。あの笑顔はホントに貴重。

横田めぐみさんの拉致された日が26年前の十一月十五日だった事に非常に動揺したのは、その日が七五三の日だったからです。
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