29回、母の想い深し・・・
天分は母親業にこそあり、と自認している隠居には今回の常磐さまとの別れのシーンは胸せまる想いがして・・不覚にもハラリと涙しました。所作の何処をとっても表情のどれを映しても美しい稲森常磐、気品溢れる演技でしたが無理に現代劇などで悪戯な浪費をせづご自分の天性を大切になさってください、と心の中で祈る。稲森さんの常磐無くして「義経」に流れるテーマ、親子愛、女人の逆らえぬ運命、深い哀しみ、諦め、どれもがこんなにも美しい姿(写真ありがと)で観る側の胸に迫る事は無かった事でしょう。
義経への愛を病身をおしてまで伝える常磐の陽炎のような優美な姿、お見事でした。
それにしても「永きに渡り、お護りいただき、久郎心よりお礼、申し上げます・・」と頭をさげる義経さん・・・そうか女親の愛が深すぎるとこのような純情一筋、甘い殿御を創ってしまう嫌い在り?義経さんの弱点はあまりにも愛され護られ過ぎて来た為、人を信じる力が逆作用して迷いになってしまうのね。優柔不断男は母親の愛の注ぎ方に責任在りか?、注意しよぅ(笑)。
続きを読む…