浄土宗の教えでは、お念仏を称える(ここが教えらしい所ですが)檀家信徒が亡くなると阿弥陀仏の郷に往生なさって其の地で現世では到達しえなかった、お修行に勤しんでいらっしゃるそうです。
普段のみ霊は西方浄土でお暮らしなさっているわけで、お墓やお位牌は亡き人を偲び心を通わせる時の窓口、接見場所と考えられていますがみ霊が生活している所ではありません。
お盆の13日から、二泊三日の間、亡き人のみ霊は極楽浄土から家族や子孫の元へ戻ってこられ共に生活をなさるのだそうです。
み霊を接待する場所として精霊棚を用意し、寛いでいただくのだそうです。
お寺からの通信に詳しく書いてあって、なるほどなぁ・・・と嬉しくなりました。
家では父の新盆です。
灯りと季節の野菜、お神酒、お供物を精霊棚にみたてた仏壇の前の小さいコーヒーテーブルに何時も用意してますから、この期間は私たちのテーブルにお箸も小皿もいつものように・・・。
迎え火の代わりに天道虫の蝋燭を門口に灯し昨夜は部屋中に電気をつけ「おかえりなさい」とお迎え準備をしました。
父の部屋もそのままなのでゆっくりと休んでくださることでしょう。
段差だらけの家です、足元を照らすための提灯も一晩中、玄関に。
今日から一緒に座ってくださってるようで浮き浮きします。
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