大晦日の紅白・風君の初出場です。
当日は間に合うようにお蕎麦も茹でて、何時もは夜中12時に食べる年越し蕎麦を早めの夕飯にしました。
白組に合わせて更科蕎麦の白いのです。気合いが入りました。
そして待つあいだの長かった事よ!
後半の部だったので9時過ぎにNHKプラスを付けました。
それでも早すぎでしたが、歌手の方々の晴れ姿も拝んでおきました。
そしていよいよ風君です。
思いも寄らない展開に、堪えきれずにポロポロと泣いてしまいました。
サプライズな演出だったのですよ。泣きますとも!
デビュウ〜前からの風君の追っかけです・・・里庄の実家から!と告知はされていたのですが、ガランとして家具の一つも無い暗い部屋から膝にキーボードを抱えた風君が歌い出した時は、胸がキュンとえぐられました。
音が悪いのです。しかも、ダンスもありません。スッと手を伸ばします。スイッチを切る風君の仕草に、「嘘〜〜終わり?」と絶叫してしまいました。
所がこれが仕掛けの演出だったのです・・・・
キラリを途中で止めて、いきなり国際フォーラムの会場へ、生の風君の背中がワープしたではありませんか!。
司会者も会場も知らなかったようで、あんぐりと口を開けた大泉洋さんの姿、見てる私は「キャ〜〜」と今度は嬉しくて叫びました。
意表を突く見事な演出でした。
「来ちゃいました・・・会いたかったから」ニコニコの風君です。そしてグランドピアノに向かい勢いのあるピアノ演奏と歌声で「燃えよ」を歌い出したのです。圧倒的な歌唱力、存在感とオーラ。
会場も審査員も引き込まれるように彼を見つめていました。
私は抑えられずに再び泣いていました。
この想定外の演出に、風君がYoutubeの配信から人気者になった経緯を我々古くからのファンに「忘れてないよ、僕は変わらないよ」
と示してくれたのだ、と理解した途端に涙が溢れ出て止まらなかったのです。
日産スタジアムの無観客ライブからGoogle pixcelのCMと目覚ましい発展をする風君を見ている我々ファンはちょっぴり置いてきぼり感があったのです。
紅白が決まり、白組で出ると聞いた時も、特別枠じゃないと聞いた時も何とも寂しかった。
それらの不安が一瞬にして消え「あぁ、風君は我々が知ってる風君の侭なのだ〜」と胸が震えたのです。
圧倒的存在感と声、見事なピアノは他の追従を許さない神業な出来栄えでした。
帰り際もカッコよくて拍手も盛大でした。モフモフのスリッパを履いてスタスタ歩く姿も風君らしくユーモラスです。
審査員長の三谷幸喜監督の目がキラっと光ったのを私は見逃しませんでした。
このサプライズはそれだけではありませんでした。
レコード大賞を取ったMISIAがトリならば、もしかしてハイヤーラブは風君の作詞作曲だからピアノ伴奏を風君がするだろうな? そう予想し最後まで見続けました。
図星!!
MISIAさんは2曲目にハイヤーラブ、ピアノの前には白い服を纏った王子様の風が座って居ます。
こんな演出になるとは想像してもまさか?が現実になっていたのです。参っちゃった。
ヤラレタのです。風君とズッズさんと、秘密裏に動いた風チームとNHKに・・・
風君を信じてずっと応援して来てよかった瞬間です。
これほどファンの心理を読むアーテイストは世界にも稀有でしょう。彼らの掌で転がされてましたね。
フィナーレの風君は真ん中でとっても嬉しそうに微笑んでいました。後ろの人に配慮する様に、膝を少し屈めながらの姿も昔の風のまんまです・・・
息子から直後に電話をもらった時も涙が止まらず「何事?」と驚く息子に「感動しているの」と嗚咽しながら説明する私でした。
幸せのオーラにスッポリ包まれていた時間です。
君に神のご加護を!!。そう祈らずにはいられない大晦日の素敵な夜でした。