僕の課外授業・猪子編
HNK教育TVで早々と時代の寵児、猪子寿之さんが取り上げられると言う、一番驚いていたのは彼自身だったようだ。
もの凄いハードスケジュールの中、夜中3時4時のスタッフとの打ち合わせも真剣だった。
明らかに寝不足らしい口元に大きな絆創膏、この傷が中々直らないらしいのが時間の経過の長さにも分る。打ち合わせ中絆創膏が剥がれて揺れても一向に気にしない程、短い打ち合わせ時間は集中しているようだった。
実家に帰る夜中,家に連絡するのも忘れていたらしい,真っ暗な家のインターフォンに答えるお母さん、迎え入れる大らかさが実に素敵だった。
母校での授業に何を言うか?の原稿を何度も読んで暗記、納得行かない言葉を反芻し頭の中で整理するなど、やはり常に努力を本番間際までやっている態度が素晴らしかった。
デジタルを理解させる為の用意も怠らない。水族館のスライド作品を見せると生徒達の顔が一瞬にして輝く。
自分達の書く魚やクラゲをすぐ水族館に反映させ、しかも動かすことで子供達の心を掴んだようだ。どうなるか?と思った授業、生徒の考える力を引き出すとても良い結果となった。
一つの言葉を選ぶにも自分の中でしっかり咀嚼し,納得して発信する態度が,先輩として生徒に向き合う態度として素晴らしい。
「想像力は未来を作る、」や「周りが喜べば世界が変わる」という猪子の言葉は子供の心を動かしたと思う。
感謝の手紙がどっさり届いていました。
もう一度見たい番組です。