サンバ発祥の地とプル肌
すごくきれいな街サルバドーレバイア,建物の色からしてサンバリズムが聞こえてきそう・・。ここがサンバ発祥の地だそうだ。昔、ブラジルからオーディションで呼んだモデルが若かったせいか母親に連れられて我が事務所に来た事がありました。女の子は15、6才で小麦色に日焼けした肌はきめ細かく金髪の産毛がそれは奇麗で「トレ・ジョリ!♪」と思わず叫んでしまった。側に居た彼女のお母さんはふつうにでっぷりとした御婦人で、にっこりと嬉しそうに頷いていました。
この蒼い空の下で燦々と降り注ぐ太陽をあびたから果物のように少女は奇麗に育ったのか。しかし母親はお世辞にも奇麗とは言えなかった。同じ太陽の元で長年晒され乾いた皮膚は水分をうばわれたのでしょうか。おなじ細胞を分けているとは信じがたい親子だった。
今日、昔の仕事仲間、島田ちあきクンのパウダーファンデーションが届いたので早速コンパクトを覗いたら、イヤダ!写り過ぎの鏡に 年令が如実な自分が・・。水分の少なくなったブラジルのお母さんと一緒だ!!。
骨折以来、洗面所で両手を使って顔が洗えない。しかたなくベビーオイルとヒアルロン酸入り拭き取りパッドを使っていたが、人間の顔はとにかく水分こそが大事なのかしら、前のように何度も石鹸で洗っていたときのほうが問題がなかった。顔を洗うという単純な動作さえ不便になった今、ブラジルの紺碧の空の下では音たてて崩れちゃう泥人形にしかみえないだろう。
「似てるネ〜私達」新旧老女ふたり新しいコンパクトの写り過ぎに気を悪くしながら、細胞まで完全一致母娘かも、とため息をつきあいました。遠いプル肌・・・。
そうそう島田ちあきさんは昔から全然かわってません、どういう事でしょう?!