義経から現代を読む。
ところで大河「義経」10回目はどうしたのか?って、ええ、もちろん観ましたとも。今回は柳川さんが演出でした。黛さん、木村さんの計3人で進める大河、それぞれの個性も何となく解って来くるようで、増々楽しめます。2月頭に御本を取りに中継基地の我が家へお寄りになった時、”>『これから大事なシーン、馬、ひけ〜ぃ!と言う撮影です、私の担当ではないですが現場に居ないとなりませんので・・・』
そう言い残し現場へお戻りなった、その藤原の秀衡(高橋英樹さん)の、さすがに貫禄十分な”馬ひけ〜ぃ!”は印象的でした。我々がのんびりと「義経」を楽しむ今も御苦労な撮影はお三方によってつづくわけです。
この記述はいかに私が義経の歴史を知らないか・・暴露された部分、のちにこの有名な馬ひけ〜いは
大工へ賜る褒美の馬、義経に命じひかせる頼朝の有名なエピソードだったのですね(笑)
...という事は撮影は2、3ヶ月も先きを進行するわけです。
御伽草子くらいしか読まない隠居の誤解でした。
ここに訂正。
最近の義経関連blogはボンヤリ漫然と観る私とは、訳がちがって若い皆さんユーモアを交えながらも本質を鋭く観ていらっしゃる。
語彙の表示もすぐ解説してくださるし、なるほどな〜と。たとえば、耳からだけだと流れてしまう言葉、頼朝が本流(本妻の子で嫡子)、義経が庶流(お妾腹)こんな風に文字で表せば一目瞭然だな!とか、こちらから学ぶと、ちゃっかり手抜きでご紹介です。
>義朝はあちこちに子供を作った為、特別弟だという意識もないようです・・・
ここに義経の悲劇、見事に語られていますね。庶流と本流。
しかし
現代の庶流のお子、西武王国の堤善明氏も悲劇的だ、親に見込まれ過ぎた庶流のご自分を見失うまでの「家訓」とは、何とも哀れ、殿方はやはり「あちこち種を落とす」とは悲劇の始まり!と心得よ、ですかしら。
真の必殺を読むと、だいたい日本は早くから、衆道や陰間があったくらいその道の許容範囲も進んでいたのだから、妙に殿方キラーな義経さんも想像できます。
義経の時代に、背も低く、痩せて色白、しかも仏の道に進むよりも感覚的で行動力に富む性格となれば、出家は叶うまい。尋常の手だてでは大将になり軍を統率なぞ出来るはずも有りません。奇襲作戦、人の裏をかくは当然で、武力よりもスピード戦法重視、知恵の作戦重視だった事が想像できます。それが義経の個性でしょう。深読み有りの疑心暗鬼の・・・更に愛され誉められたい、認められたいお人だった、と成ると現在の小兵な格闘家を彷佛とさせます。そう簡単にシッポを掴まれるお人じゃなかったはず。一筋縄で括り切れない<稀なる天才であった!と認めますが微妙に黒い部分もお持ちだったのでは!?>と、隠居も秘かに思うのです。加えて老若男女を惹き付けるほどの魅力の(愛嬌)の持ち主となれば、これは運命は尋常ならず複雑に成りますね。
こちらにも頷いたり、鍋を磨きながらも楽しくも忙しい週末でしたが、
勝利も時の運、勝ち急ぐあまりどちらも勝機を逸しなければよいが、と最近の株騒動、両者をも源・平合戦に見立ててしまい、どちらにしても日本を案じてしまう隠居です。
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こんにちは、記事拝見&トラックバック失礼します。先ほど大河十話「父の面影」みました。正直に告白します。今回は眠ってしまった瞬間がありました。というのも…
トラックバック by 【1,000年プロジェクト】源義経と、平清盛と、もう一つの平家物語 序章の序章 — 2005/3/19 土曜日 @ 11:51:29
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