2004/8/13 金曜日

でっかい夢とは

Filed under: 未分類 — patra @ 0:17:19

セントルイスの友人、順子さんが電話で教えてくれた事だが、彼女は地元の大学病院に勤務しているのです、そこにあの落馬して脊椎を損傷した俳優のクリストファ−リーブスがプール治療を受けているのだそうだ。名前を知らない人も「スーパ−マン役者」と聞けば、あぁ、あの人!と頷くはずだ。目下、その病院であらゆる遺伝子治療と共にプールの中で浮力を利用して筋トレをしている彼は、著作や講演で歩く為の希望と努力なら何にでも挑戦したい・・・夢は捨てない!と器械音声を使って熱心に訴えているという。順子さんはマラリア熱を研究している教授の秘書だから詳しいことは知らないけど、と言いながら「今、病院の関心事は遺伝子操作で難病を直すことなのよ」と付け加えた。
 
私と息子は現代科学では治療法のないとされる筋肉の病気の一種だから、「ブルーモルフェの少年」のように脳腫瘍が消える奇蹟のようにはいかないけれど希望は捨ててはいない。いつの日か頑丈な筋肉遺伝子を塩基9番?に移植して・・・トランポリンのように飛んだり跳ねたりしたいもんだ。
 
知り合いの息子さんが高校生の時、ラグビーのスクラムで負傷し、一瞬の内に首から下の麻痺に襲われた。息子は「僕達のように生まれた時からこんなもんだ、と受け入れるのと意味がちがう、どれだけ葛藤があるか考えたら、我々は幸せだよ、動けるだけで今を感謝しなくちゃ・・ね」といつも笑顔。
笑っちゃうような小さい夢でも一つ一つ可能な夢に向かって彼が着実に歩くのも、だから間違いではないのです。

大き過ぎるよ、と笑われても科学が進歩して不可能が可能になって難病が直る世紀、戦争が封印される世紀がきて欲しい。これが私の夢なんだけど。


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