初リハビリ報告
今週の木曜日にやっとリハビリで車椅子乗り移りをしてみました。健常者なら何でも無い事が中々スムーズには行きません。先ず問題は自力で頭が上がらない私の筋肉疾患の先天性ミオパチーが寝たきりで進んでしまっている事です。
お二人で見えたリハビリの先生も私の様な患者は初めての事だそうで、お互いどうやったら?といくぶん躊躇気味です。
「立ち上がれますか?」と女先生。
いえ、前の骨折2回で2度と歩く事は出来ません、今度転んで骨折したら足を切断する様になります、と厳しく逓信病院の先生に宣告されています。そうお伝えし、とにかく身体を起こす手助けをお願いしました。
グイ!と女先生の力、強過ぎて怖い。慌てて何かに捕まりたくともエプロンとか着けて無いので空中に手が泳ぐ、キャ〜
体が起き上がったら手を離して頂き車椅子の手すりと左側にある鉄の椅子に捕まりました。
ここにも何か手すりを工夫しないと一人だと危険。
天井から棒が一番邪魔しないと福祉用具のお兄さんの弁、それはお洒落じゃないからと却下したんだけど。。。。
ベッドから2重になった滑るシートをお尻と車椅子に渡し、ジリジリと車椅子へにじり寄る。
先生が足のズボンを引っ張って椅子へ、一人では中々早くは乗り移れませんが、今までのやり方を出来るだけ一人でやってみせます。
乗り移れたので跳ね上げたアームをお降し、しっかりブレーキをかけ直しお尻のスムーズシートを後ろから引っ張り出して頂いた。
これも必ず後ろからじゃないと私は前に落ちちゃうので用心深く、「なるほど!」と室長先生。
しっかり乗り移れたのでブレーキを外し、スイスイと動かして寝室を出ます。
前は椅子に座ってるだけで痛かったのに平気です。わ〜〜嬉しい。洗面所で石鹸で手を洗い、質問されたトイレ移動の方法をお見せする。電動で便器が上下するのに驚いています。
お風呂場のベンチがもう危険なので風呂用車椅子に変えるつもりですとお話しします。
それからTVのあるリビングへ移動、あぁ、綺麗にお花が飾ってあって嬉しい。先生達がワーゲンマークのゴレニアの冷蔵庫に反応していましたw
ここで時間切れ、介護保険のリハビリは20分20分で今日は40分の枠だったそうですが既にこれでも超過です。
ベッドに戻る方が簡単かと思ったらしい先生達、所が腕の筋力が落ちている私は左手がグンニャリして、ベッドに足を下げたまま引っくり返ってしまいました。
まるで仰向けの亀ねw 「大丈夫、大丈夫」と手を出す先生、遅いよw
ベッドを平らにしてからスルスルとスムーズシートを頭と体の下に敷いて上に引っ張りあげていただき、やっと身体が定位置に落ち着きましたが、チョット痛い、これ筋肉痛です。
慣れていない先生達はちょっと反省気味でしたが、心配なので来週も二人組で見えるそうです。
「今日は1時間で請求しますね」
お!!その辺はしっかりしてますね〜。
「何とか研究します」とお帰りになりましたが、長い経験上リハビリの先生で感心するアイデアに出会った事が無く、いつも自分の出来る範囲の動きで工夫してきましたから、今回も時間かけて自分流にやって行きます。
このミオパチーはリハビリしても筋肉は強くならない難病なのです。
だから長患いは絶対に命取りなんですね、「風邪引いたら死ぬよ」は前の先生の警告でした。
家に見える人に手洗いを強制してまで守っていたのですが風邪より怖いギックリ腰と第五腰椎圧迫骨折のお粗末記でした。