悪女の深情け
我が家のように健常者はお嫁さんだけ、という環境だと、そのお嫁さんが病気になると問題だと心配していましたが、豈図らんや何とかなるものです。
お見舞いに出る為には電動車椅子に変えて、難なく一人で病院まで行く事もクリアーした息子。
問題は雨振り、これは危険なので(ショートとかしちゃうので)天気予報をしっかりチェック、手術日は多分遅くなると思うので暗くなるな?と母としては先走って、携帯用の非常用手回し懐中電灯を5百回回して手渡そうとすると・・・
あきれ顔の息子が懐から携帯を取だし
「パトラ、今は携帯でLED電気が付くんだよ」
と見せてくれました(爆笑)
「5百回も回して損した」と照れまくる私でした。
時代に先駆けているつもりでも、しっかり時代に遅れていましたね〜
今回の入院で一番良かった事は、息子の遅ればせながらの自立です。
お風呂も一人で入れるようにフミちゃんが訓練しておいてくれました。
ただ息子曰く
「ここはパトラの家なので君が便利に考えてあるのは当然だけど、風呂場のベンチの位置は前のように入り口側から一直線が良かったよ」と言われてしまったw
息子と私では微妙に使い勝手が違うのです。
今日、病院に行く前にラーメンを食べさせたら、熱くて汗だらけになってしまったらしい。昨日と違って今日は暑い日なのに熱いラーメンw
「せっかくお風呂に入ったのに」と愚痴られシャツを着替えて出かけました。
一事が万事、母というのはやることが余計なのです。
昔、父が母に「お前のすることは・・・悪女の深情けだぞ」と良く言っていたのを思い出し笑ってしまった。
「ぱとらってクシャミの仕方までも、お婆ーちゃんに似て来た」が口癖の息子だ。
どうやら悪女(余計な御節介)の深情けまで母に似て来たようである。タハハ・・・困る、自戒せねば。