夢実人さんが見える
現役スタイリストの時、一緒にお仕事したヘアメイクアーティストだった藤本夢実人さんです。
センスの良い尊敬すべき方でしたが、無事引退し和歌山で優雅にお暮らしでした。
去年の訪問直前、ノロウイルスにやられ、来るのを取り止め残念なおもいでしたが、そのご散歩中に転び、膝のお皿を骨折、入院手術しリハビリに励んでいましたが
治ったと言う事で素敵なパッチワークのマフラーを届けて下さる事に
荷物になるのが厭、と作ってくださったマフラーは宅急便で届きました。
その時私の元アシスタントのえっちゃんにもマフラーが同封されていました。
夢実人さんが「えっちゃんも呼んでね」と嬉しいリクエストでした。
久しぶりに、でもとても元気な姿で現れました。
病後だから!とノンアルコールビールにしたら「つまんな〜い、飲みたい〜〜」
わ、飲めるのね?ならばと冷やしてあるシャンパンで乾杯しました。
「快気祝い」
何を作ろうか献立が決まらず苦労しました。
私が今一つ体調が定かじゃない事と,病後の彼を心配したのですが「食べることが大好き」と冷えたシャンパンに大喜びでした。
この頃飲むと赤くなるのが厭だったのですが、この日は大丈夫、やっぱり私もシャンパンが好き。
レリーフの綺麗なシャンパングラスにえっちゃんも夢実人さんも大感激、「シャンパンの色がきれい〜〜」
えっちゃんに可愛い桃花の蕾を頂きました。
ワラビ餅は夢実人さんに・・・折角えっチャンが持ってきてくれたのですがお留守番の裕さん用にです。
楽しくお喋りしながら野菜中心のオードブル、3種類の肉で取ったスープが絶妙なポトフでしたが、殊の外喜んでいただけた。
食通なので、頑張った部分をキチンと見て下さり、誉めていただけるのでも嬉しい。
届けていただいた膝掛けくらい大きいマフラーはカシミヤの色々な色を組み合わせパッチワークにしてあります。
えっちゃんが、「これ顔に写りがいいですよ〜」と巻いてくれたので記念にパチリ。優しい夢実人さんは手ずくりじゃないのを詫びながらえっちゃんにもカシミアのマフラー
何でもアメリカの友人がシェーカー?の住人になり沢山譲ってくれたのだそうです。
私の大判も沢山のカシミヤで繋いでありました。
夢実人さんはえっちゃんを大好き、と言ってくれるのが何より嬉しい私です。
仕事で出会い40年も友情を育めるのが、年をとって逢う時、一層喜びが増します。
リスペクトしあう友情は貴重です。
翌朝、えっちゃんのお花が開きました。
もうすぐ其処に春。