花シャワー
日にちはちがうけど同じ魚座の優ちゃんと誕生日を祝おう!とヤクソクしていたので、優ちゃんのご主人、のりさん、のりさんの師、高木さん(ご近所)をお招きする。優ちゃんとは10年ぶりの再会です。3人はむしろ息子の友達なので隠居いつもの緊張がまったくなく楽しい予感。高木さんが薔薇、「赤い薔薇、お嫌いですか?」といいつつお持ち下さる。花言葉は…多分ご存じないのか(笑)でも見事な真紅。「もちろん大好きです」とお答えする。
スカイツリーが本当に目の前なのを見て「うわ!これは写真ではつたわらないね」と絶景に大喜び。
一方私へ「写真で観るより太ってますね」にもう立ち直れないくらいショック。やっぱり!?あれだけ食べる日々だからな〜
其処へのりさんを助けながら優ちゃん登場、もう一瞬にして笑いの渦、素晴らしいミモザの花と赤いシベリア家中花が溢れました。色々手伝ってもらいながら明るいうちのシャンパンです。人がみえた時しか開けられないので楽しみなシャンパンです。モエ。
おからとシャンパンは内田百間先生のご馳走帳より、文学好きの優ちゃんに・・・何時ものヒジキ,パクチーと胡瓜、ロースト・ビーフをワサビで、これ絶賛されました。そこへお寿司やさんのオードブルが届きます。何時もながら美味しそうな盛りだくさん。
英多朗寿司からサプライズのお花まで持ってきてくださる。赤いチューリップ!部屋中お花でうまります。しあわせ・・・と順調だった宴会が私のミスで大騒ぎになりました。
トイレに乗り移ろうとして車椅子から落ちました。怪我もなかったので、3人が懸命に重い私を車椅子に戻してくれて、亊無きを得る。
飲酒運転が危ないのは車に限らず車椅子もですね。右側のブレーキをかけ忘れた為に、力を込めて椅子から移動しようと思った瞬間、動いて距離ができ私は床におちたのです。
用心しててもこの有様、常日頃息子が「もう飲まないほうがいいよ」という意味が分かった感じ・・・感受性の強い高木さんが一番心配し「もし一人だったらどうするの?僕が一番近いから呼んでね」と携帯に電話番号を入力してくれます。
こんな事もあるからと、万一のシュミレーションを練習してあります。車椅子を押しお尻でホフク?前進、ベッドまで行く、ベッドを一番低くしてよじ登り、それから車椅子の高さまで上げて椅子に移動する。
でもこれは停電だったら緊急呼び出しでも通じないわけで・・・
しかし予測の付かない事っておきるものだ。
「パンツはどうなってるのですか?」とドアの外で優ちゃんに心配されたけれど、着ているスカートは足首までのロングだし、第一まだトイレをする前ですから・・・
眼鏡を拾ってかけさせてくれて「男性呼びます」という気配りの優ちゃんが居てくれて良かったです。
「享さんが心配するわけだ」と言われてしまう。面目ない。で、盛り下がるか?というと皆でたのしく更に笑った夜でした。
万一でも生脚が見苦しいことのないように常に膝までのスパッツでガードして,長いマキシドレスでいますが、真剣に生きていても未だ未だ更なる用心が、必要なのが一人暮らしの障害者なのだ。
でも皆さんの胸にショックをあたえてのは事実です。申し訳ないけれど仕方無い。
ひとり静に考えた夜です。目をやると部屋のアチコチからお花のシャワーがうつくしく慰めてくれていたので直ぐに元気。翌日も一日クララや獣医さん、看護師さんと何かと忙しかった。